令和6年8月2日市長定例記者会見録更新日:
令和6年8月2日午前10時00分から、麒麟Square2階多目的室1
令和6年8月2市長定例記者会見
会見項目
2 大規模自転車イベント ~大砂丘・海・山の景観と絶品グルメを堪能。すごい!鳥取を走りつくせ~「鳥取すごい!ライド2024」開催!!
質問項目
3 鳥取駅周辺再整備事業に係るサウンディング型の市場調査について
市長
会見項目に入る前に、3点について触れさせていただきます。
まず、熱中症予防について、改めてお願いです。連日猛暑が続き、35度を超える危険な暑さが、鳥取だけでなく全国的に続いている状況です。熱中症を、決して人ごとと思わず、皆さん一人一人注意していただき、例えば不要不急の外出は少し控えていただくなど、十分な対策を取っていただくよう、改めてお願いします。
また、室内を涼しくする、小まめな水分補給とバランスのよい食事を心がける、適度な休憩や十分な睡眠を取る、日差しを避けるなど、御家族や地域の皆さんでお互いに声をかけていただき、天気予報や熱中症警戒アラート等、常に注意していただくなど、改めてお願いしたいと思います。
このところの気象状況ですが、非常に暑い日が続いていて、鳥取県の熱中症警戒アラートが発令される日が7月下旬から続いています。126年間の観測史上で、全国の気温が一番高い状況であり、平年の平均的な気温に比べると2.16度高い状況です。
また、7月1カ月間の東部管内の熱中症患者さんの搬送者数は114件で、昨年の7月1カ月間が108件でしたので、明らかに今年のほうが熱中症の方が多くなっています。
8月2日現在、今年15回目の熱中症警戒アラートが発表されており、また、今日から7日水曜日まで、最高気温35度以上といった予報が鳥取気象台から発表されていますので、ぜひ熱中症予防について取り組んでいただくよう重ねてお願いします。
鳥取市の取組としては、7月5日の記者会見でも発表しましたが、クールシェルターの協力をお願いしていて、7月5日に発表した7月1日現在のクールシェルターは183カ所でしたが、現時点では5施設増えて188カ所となっています。市民の皆様には、ちょっと暑いなという場合は、最寄りのクールシェルターをぜひ活用していただきたいと思っています。
また、市内に62館ある各地区公民館では温室度計の貸出しをしており、また、本市の関係イベントではミストファンの貸出しを行っています。しゃんしゃん祭でも、このミストファン等を活用しますし、また、本市の保健師が監修し、鳥取市役所特命係が制作した熱中症啓発動画がYouTubeでも配信中ですので、ぜひ皆さん御覧いただき、熱中症予防に努めていただきたいと思っています。
次に、鳥取駅周辺再整備事業に係るサウンディング型の市場調査について、7月5日の記者会見で既にお知らせしていますが、本日午後3時10分より、この本庁舎6階会議室で実施します。この調査には、傍聴だけを含めて合計38社と、大変多くの民間事業者の皆さんに参加申込みをいただいています。この38社のうち、民間収益施設に関心のある16社の皆さんとは、事業性や想定する機能などについて、対面で意見交換させていただきます。この調査を通じて、鳥取駅周辺再整備における民間収益施設の誘致の可能性等について整理し、官民連携による事業スキームを検討していきたいと考えています。
次に、「未来構想キャンプ2024in鳥取」について、既に昨日、資料提供していますが、今月8日から10日までの3日間、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス主催で、本市の中心市街地を舞台として開催されます。一般社団法人WebDINO Japanと鳥取県の共催で行われ、県内外の高校生に地域課題の解決をテーマとして、大学における知的活動の本質を体験していただくワークショップとなっています。本市も開催地の自治体として協力しています。8月8日木曜日の10時から麒麟Square多目的室1でオープニングイベントを行い、8月10日土曜日の13時よりヤマタ鳥取砂丘ステイション「砂縁」で成果発表会が予定されています。XR、エクステンデッドリアリティーやロボティクスで新たな人と人とのつながりをつむぎ、本市の中心市街地が抱える課題の解決に資する、そのようなアイデアが生まれることを期待しています。
会見項目
市長
今月13日火曜日から15日木曜日にかけて、第60回鳥取しゃんしゃん祭が開催されます。コロナ禍を経て、今年は第60回の記念すべき祭りとなります。
13日の前夜祭では、すずっこ踊りのほか、60周年を記念したセレモニーを開催することとしています。14日の一斉傘踊りでは、現在97団体、2,762名の参加連の申込みをいただいています。このような2,000人を超える多くの踊り子の皆さんによる華やかな傘の一斉美を披露していただきます。
また、最終日の15日には、市民納涼花火大会が5年ぶりに開催予定であり、この第60回の祭りのフィナーレをにぎやかに締めくくっていただきます。
そのほか、「祝・60祭!鳥取しゃんしゃん祭」ということで、BSSさんによる前夜祭前のラジオ公開生放送が行われます。
また、バード・ハットファミリー縁日ということで、同じく8月13日の12時から19時まで、バード・ハットで山陰三ッ星マーケットさん等が出店されます。8月13日から15日の3日間、ぜひ多くの皆様にしゃんしゃん祭をお楽しみいただきたいと思っています。
なお、冒頭申し上げたように、大変暑い日が続いていますので、熱中症対策もしっかり行い、クールシェルターは12カ所、また、クールミストは7カ所に設置して、この祭りを盛会裏に開催できるように努めたいと考えています。
2 大規模自転車イベント ~大砂丘・海・山の景観と絶品グルメを堪能。すごい!鳥取を走りつくせ~「鳥取すごい!ライド2024」開催!!
市長
今年で7回目となる「鳥取すごい!ライド」について、鳥取市、岩美町、八頭町が連携して支援し、9月29日7時より開催されます。コースは、エイドステーションが隼Lab.から郡家駅になりますが、ほぼ昨年と同様のコースとなります。スタートとゴールは鳥取港の埠頭特設会場に設定し、鳥取市、岩美町、八頭町の海や山の豊かな自然景観を楽しんでいただくコースとなっています。
7月29日時点で、県外の方188名を含む279名の皆さんにエントリーしていただいており、参加申込みは9月1日までですので、当日はもっとたくさんの方に御参加いただけると考えています。スペシャルサポーターとして鳥取市シティセールススペシャルサポーターの山本隆弘さんに、この「鳥取すごい!ライド」に参画していただきます。
質問項目
3 鳥取駅周辺再整備事業に係るサウンディング型の市場調査について
中村記者(日本海新聞)
サウンディングの件で、民間事業者さん16社が来られるということですが、どういった業態の事業者さんか教えていただけますか。
市長
建設関係や金融機関、そのほかに、例えばシネコン等をされている、そのような事業者さんもいらっしゃるようですので、非常に各分野、多岐にわたった業種の事業者さんに申込みをいただいています。
中村記者(日本海新聞)
恐らくこの複合施設に関して、かなり関心の高い事業者さんが来られていると思いますが、色々な事業者さんが来られる中での、市長としての期待感を教えてください。
市長
実は、正直に申し上げると、予想していた以上に、大変たくさんの、38社という多くの事業者さんに関心を持って参加いただけるということで、非常に期待しています。
先ほども申し上げたように、建設関係、それから金融機関の関係など、非常に多分野にわたる事業者の皆さんに、この事業、取組に関心を持っていただいたことを改めて実感しており、大いに期待したいと思っています。
中村記者(日本海新聞)
駅前は、今後、再整備が進んでいくと思いますが、県外の色々な駅がある中で、市長として、この駅をモデルにしたいなど、こういったふうになってほしいというモデルの駅はありますでしょうか。
市長
具体的にどこの駅をモデルにしたいというイメージは、まだあまり自分の中では整理しきれていないところもありますが、鳥取市は少し後発だということになれば、これまでの全国の各地各駅の取組のいい点を取り入れていきたいと思っています。呉市でも取り組まれていますし、それから先日、福井市に私も行きまして、新幹線が開通したこともあり、駅周辺の再開発の状況を実際に視察させていただきました。全国各地でそれぞれの地域の特性や特徴を生かしながら、すばらしい取組をしておられると実感しましたので、そのような中で、鳥取市が何か取り入れていくことができるところは、積極的に取り入れていきたいと思いますし、また、鳥取市ならではの特性や特徴が生かせるような事業にしていきたいと改めて感じています。
中村記者(日本海新聞)
先月、江府町長選挙の期日前投票でオンライン立会いが導入されましたが、鳥取市でも中山間地などで、今後、導入の可能性はあるのかどうか教えていただけますか。
市長
まず、導入の可能性がありかなしかということであれば、可能性はあると考えています。ただ、現時点でこのオンライン立会いを導入することによって立会人の確保等の問題が解消されるとか、例えば投票行動を取っていただけることには、即座にはなかなかつながらないのではないかという見方もしていて、将来的にはやはりDXの技術を活用して対応していくことは一つの流れではあろうかと思いますが、鳥取市として、このようなオンラインの立会いを、これから具体的に取り入れていく段階にはまだないと考えています。可能性としてはあると思いますが、現時点ではそのような考え方を持っています。
桝井記者(山陰中央新報)
先日、プラザ佐治のシンポジウムの取材に行って、ちょっと私も恥ずかしながら、今まであまりよく知らなかったのですが、今、支所に使われている建物の奥に、何か非常に趣のある形の建物が建っていて、今は使われていない、だいぶ古くなっているということですが、地元の佐治の皆さんは、あれを何かいい具合に、光を当てて活用できたらいいなというお気持ちを持っておられます。鳥取市さんとして、今の時点で、あの奥の今使われていない建物について、お考えのことがあったら、差し支えない範囲でお願いします。
市長
非常に建築上に価値があるものであれば、当然やはり地域の皆さんがそれを保存、利活用していこうということになろうかなと思いますが、今の段階で、例えば耐震性がどれくらいなのか、そういったことも改めて検証していく、保存、利活用に関してはそのようなことも求められるのではないかと思っています。まずは地元の皆さんがあのプラザ佐治の建物をどのように評価し、活用していこうとされているのか、まずは見極めていく必要があろうかと思っています。
桝井記者(山陰中央新報)
先日、私自身、ものすごく久しぶりに摩尼寺に行きまして、何十年ぶりかで行ってびっくりしたのが、ちょっといい言い方が思い浮かびませんが、この寺の下の茶屋があった辺りとか、お寺自体も含めて、非常に寂しい感じになっているなとびっくりしました。これに直接鳥取市さんがどうこうということはないのかもしれませんが、もしあの辺りのにぎわいのことで何かお考えになっていることがあれば、御意見を伺えたらと思います。
市長
にぎわいについて考えていることですと、かつては非常ににぎわった古刹であると考えていて、とても歴史のあるお寺ですし、多くの皆さんが摩尼寺に行かれた、そのような時代もあり、門前の茶屋がにぎわったという歴史もありますが、そういったかつての状況を思い起こしてみると、少し人の流れが少なくなっているのかなと感じるところです。鳥取市としてそれを何か具体的に取り組んでいくことではないと思いますが、客観的に見てそういう状況にあるものと感じています。
西海記者(読売新聞)
先ほど、日本海新聞さんの質問にあったオンライン立会いの関連で、あるかないかというので言うと、可能性としてあると思うということですが、行うとすれば、やはりそれは先ほどの質問にもあったような、中山間地域とか、市の中心部ではないところで行う可能性があるということでしょうか。
市長
これについては、中山間地域だから立会人が確保しづらいということではなく、全般的になかなか確保が難しくなってきている、そのように感じるところです。では確保できない状況かというと、そういう状況にまでは至っていない、十分確保できていますし、オンライン立会いを導入することによって、立会人の確保がしやすくなるかというと、そういうことでもないように思います。やはり色々な問題をクリアしていくことも必要ではないかと考えていて、投票行動を取っていただけること、あるいは立会人の確保につながることには、なかなか具体的にはつながっていないのではないかという見方をしており、中山間地域を含めて、直ちに鳥取市としてオンライン立会いをこれから導入していくような状況には至っていないものと考えています。
西海記者(読売新聞)
重ねてですが、要は時期とか、具体的にはそういった計画も含めて、現時点ですぐ何かあるわけではないという理解でよろしいでしょうか。
市長
はい、そのとおりです。
西海記者(読売新聞)
あと、すみません、最初に聞くべきだったかもしれませんが、今回のオンライン立会いについての市長の見解というか、どういうふうに見ておられるかを伺いたいです。
市長
新しい試み、取組をしていくことは、どのような事業でも大切なことです。一つのきっかけは、やはり投票率が低下し、その要因として、立会人等の確保が難しくなっている、それを解消しようという一つの試みであろうかなと理解しているところですが、鳥取市において、立会人の確保が非常に難しいという状況にまでは至っていませんので、通常の形での立会が、まずは必要ではないかと考えています。
例えば将来、投票も電子投票が可能になる時代がやってくるかもしれません。公職選挙法など、色々な法令に照らして可能になることがまずは前提ですが、DXの技術を活用した、投票行動を取っていただきやすい状況に将来変わっていく可能性はあろうかと思いますが、今、このオンライン立会いを取り入れることで、投票率が上がるとか、立会人が確保しやすくなるとか、そういうことに果たしてつながるのかと、率直な思いとして持っています。
石原記者(NHK)
先ほどの駅前再整備のことに関連してお尋ねですが、市長は以前、文化施設を駅周辺に集約するというお考えを示されていたと思いますが、直近での動きというか、スケジュール感があれば教えていただきたいです。
市長
まず、直近の動きという具体的なものは、現在はまだありませんが、一つの考え方として、コンパクトシティーということで、色々な公共施設も含めた都市の機能を中心市街地に集約して、それを効率的に活用する、まちづくりの理念といいますか、そういうものがあります。そういったまちづくりの考え方に照らし合わせると、文化施設についても駅周辺に集約することが、これからの人口減少社会においては優れていることになろうかと思いますので、直ちに何か具体的なホールとか、施設を駅前に持っていくような状況にはありませんが、一つの考え方として、このサウンディング調査等においても、鳥取市としては念頭に置いているところです。
石原記者(NHK)
今日のサウンディング調査でも、駅前に集約するというような、ある程度お考えの下で動くというか、説明される感じでしょうか。
市長
むしろこれは事業者さんのほうの御提案を承ることになると思いますので、色々な提案をまずはお伺いしたいと思っています。
桝井記者(山陰中央新報)
選挙の関係のことで、私個人が思うのに、オンライン立会いそのものよりも、智頭でやるかもしれないという話があったときに取材して興味を持ったのが、車を走らせて奥のほうの出にくい人のところに行って、期日前投票などをしてもらいやすくする試みを智頭町さんが考えておられたということです。特に鳥取市さんも合併があって、すごく広い自治体になっていますので、むしろ鳥取市さんみたいな状況の自治体だったら、オンライン立会い云々よりも、例えば期日前投票などで、奥のほうにおられる人が出やすいように、例えば車で走って行って、そこで投票ができることのほうが、やったらいいのではないかなと思ったりします。これも急に聞いて、なかなかお答えになれないと思いますが、差し支えなければ御意見を伺えたらと思います。
市長
御質問、御提案の御趣旨はよく分かります。投票行動を取っていただきやすい取組は、これからも続けていく必要があると思います。期日前の投票所を少し増やすとか、人が集まりやすいところに投票所を設置することも投票率の向上につながるものということで、鳥取市としても実際に行っていますが、先ほどのお話の中では、車で移動投票所を考えたらどうかということでした。アイデアとしてはあろうかと思いますが、投票における公平性などを考えると、少し難しいところもあるのかなと思います。定められたときに、特定の場所に、車での投票所が移動して投票していただくということが、果たして投票行動を取っていただく上で、全市的なことで公平性が保てるかどうかということも少し検証していく必要があろうかと思っており、なかなか現実には、色々研究してみないといけないところがあるように思っています。
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