令和7年4月18日市長定例記者会見録登録日:
令和7年4月18日午前10時から、麒麟Square2階 多目的室1
令和7年4月18市長定例記者会見
会見項目
1 砂の美術館 第16期展示 「砂で世界旅行 ・ 日本」 いよいよ開幕!
3 令和7年ゴールデンウィーク期間中の鳥取砂丘周辺の渋滞対策等について
5 乳児等通園支援事業(こども誰でも通園制度)の実施施設を拡充します!
質問項目
7 ゴールデンウィーク期間中の鳥取砂丘周辺の渋滞対策について
市長
会見項目に入る前に、山林火災等の予防について触れさせていただきます。
昨日、4月17日は、鳥取大火から73年目の日でした。今から73年前の昭和27年4月17日、鳥取駅の付近から出火し、折からの乾燥した南風、最大瞬間風速が15メートルと言われていますが、南風にあおられた火の手が瞬く間に市内に広がり、死者2名、焼失戸数5,228戸、焼失面積の合計が161.3ヘクタールという大変な大きな火災となりました。昨日は、消防局が防災意識の啓発を目的に、消防車両による防火パレードを実施したところです。
また、今年は全国各地で大規模な山林火災が相次ぎ、2月に岩手県、3月には岡山県や愛媛県などで大規模な山林火災が発生して、死者や住家の焼失が生じるなど、大きな被害が発生しました。これからゴールデンウイークを迎え、レジャー、農作業など、屋外で火を使う機会が多くなります。県東部で発生している火災の27%は、枯れ草焼きやごみ焼きなどの人的な要因によるものです。鳥取大火の例を見ても、春は空気が乾燥しやすく、いわゆるフェーン現象等が発生し、発達した低気圧の影響など、風の強い日が多くなります。火災が発生した場合、火が燃え広がりやすい季節ですので、屋外で火を使用する場合は、火の取扱いや後始末には十分御注意いただきますよう改めてお願いします。
お配りしているとおり、消防局でもこういったチラシを作成し、火災予防について改めて注意喚起をしています。
会見項目
1 砂の美術館 第16期展示 「砂で世界旅行 ・ 日本」 いよいよ開幕!
市長
いよいよ今月25日金曜日に、砂の美術館第16期展示が開幕します。今回は、大阪・関西万博が開催されることにちなみ、神話の時代から現代までの日本の歴史を主軸に、富士山、姫路城などの世界遺産をはじめ、世界から注目を集めている日本の文化を砂像で表現しています。会期は4月25日から来年1月4日まで、入館料等は昨年と同様です。今回は12か国20名の砂像彫刻家の皆さんをお招きし、19作品を制作いただき展示します。
開幕の記念行事として、開幕の前日、4月24日木曜日16時から17時30分まで、内覧会とオフィシャルスポンサーのお披露目式を開催します。また、オープニングセレモニーを、開幕当日の4月25日8時20分から9時まで、砂の美術館駐車場内で予定しています。当日はオフィシャルスポンサーのマルサンアイ株式会社様より豆乳のプレゼントがあります。力作ぞろいですので、ぜひ国内外から多くの皆様にお越しいただきたいと願っています。
市長
4月13日に158の国と地域が参加する大阪・関西万博が開幕しました。本市では、この大阪・関西万博に合わせて、砂の美術館第16期展示のテーマを「砂で世界旅行・日本」とし、砂の美術館の展示をはじめとして、独自の宿泊キャンペーンの実施や、外国人観光客を対象とした1,000円高速バスの運行など、国内外から誘客を図っていきたいと考えています。
まず、宿泊キャンペーンですが、5月19日から8月31日までの期間、対象施設で7,000円以上の宿泊をされた場合の適用で、2,000円の宿泊割引、また、鳥取市内の砂の美術館、民藝美術館、渡辺美術館のいずれかを無料で入館できる入館券のプレゼント、また、給油券1,000円分をプレゼントします。これは、麒麟のまち圏域のファンクラブサイト「このへん共和国」の会員が対象ですので、サービスを利用していただく場合には、このファンクラブサイトで会員手続を行っていただくようお願いします。
また、外国人観光客を対象とした1,000円高速バスは、5月7日から令和8年3月31日まで、これは従来どおり、大阪なんばOCATから鳥取バスターミナルまで、1日13便運行されます。また、若桜経由便、これは1日1便ですが、こちらを利用される外国人観光客の皆様も、この1,000円高速バスの対象とします。
また、このほかにも、万博会場でのイベントPRを3回程度予定していますし、また、7月1日に名探偵コナンミステリーツアー、これは県とJRが開催されますが、こういったイベントを通じて本市への誘客を図っていきたいと考えています。
また、万博会場での予定イベントですが、6月6日に令和の万葉大茶会、または7月1日には鳥取県の傘踊りの出演、また、7月16日から21日は鳥取いいものWEEKで、麒麟のまち圏域1市6町のPRを行います。様々な形で大阪・関西万博を好機と捉えて、この鳥取、山陰への誘客を図っていきたいと考えています。
3 令和7年ゴールデンウィーク期間中の鳥取砂丘周辺の渋滞対策等について
市長
今年も自家用車等による多くの方の来訪を見込んでおり、交通渋滞による地元の方の市民生活への影響を抑えるために、国土交通省、鳥取県、また鳥取県警察と連携して、交通渋滞対策を実施します。
あわせて、携帯電話の通信環境の確保についても、電気通信事業者さんの協力をいただき、4月26日から5月6日のゴールデンウイーク期間中、砂丘周辺に臨時の車載基地局を設置していただき対応します。今年のゴールデンウイークの入り込み客数は、11日間、4月26から5月6日までの11日間で18万1,500人を予想しています。これは、昨年の入り込み客数等も参考として算定したものです。
交通誘導対策として、4月27日日曜日と、5月3日から5月5日まで砂丘周辺に看板を設置し、また、交通誘導の実施として、4月27日と5月3日から5日まで、最大94名の交通誘導員を配置します。
また、5月3日から5月5日まで、臨時駐車場を開設します。まず、東エリアですが、オアシス広場から鳥取砂丘まで臨時バスを、また岩戸臨時駐車場から砂丘センターまで、無料シャトルバスを運行します。また、西側エリアですが、県立中央病院駐車場の送迎シャトルバスを運行することとしており、県立中央病院から鳥取砂丘こどもの国まで、そして県立中央病院から中国運輸局鳥取運輸支局を経由して砂丘センターまで、この2系統のシャトルバスを運行します。また、チラシの配布、ウェブサイトなどにより渋滞対策の事前告知を行います。また、「とりみちinfo」のサイトで渋滞予測ルート、迂回路についても発信し、様々な形で渋滞を緩和していくよう考えています。
市長
今年度は、岩国市、そして郡山市との姉妹都市提携の30周年、20周年と、それぞれ節目を迎える年です。本市と岩国市とは、鳥取城主であった吉川経家が羽柴秀吉との合戦の際、自らの命と引き換えに家臣や民衆の命を救い、その後、この吉川経家の子孫が代々岩国藩の家老を務められ、この歴史的なえにしにより、1995年10月13日に姉妹都市提携をして、現在まで様々な交流を続けてきています。
また、郡山市とは、明治時代に約270名の旧鳥取藩士族が安積開拓のために郡山の地に移住し、大変な苦労の末に開拓事業を成し遂げたことが御縁となり、2005年11月25日に姉妹都市提携を行っています。
今年度はこれら両市との周年記念として、両市長の相互訪問をはじめ、市報での特集記事の掲載、また姉妹都市学校給食、歴史的なつながりを紹介するパネル展や物産交流などを予定しています。
このほか、両市と様々な事業を計画しているところですが、郡山市との周年記念事業を含めて、現在調整中の事業も多くありますので、また具体的な内容については、決まり次第、公式ウェブサイト等に掲載するなど、お知らせさせていただきたいと思います。このたびの周年事業を通じて、岩国市、郡山市、両市との友好交流の一層の深化を図っていきたいと考えています。
5 乳児等通園支援事業(こども誰でも通園制度)の実施施設を拡充します!
市長
これは、昨年7月から試行的に開始しており、今年度から公立保育所4園で実施しているこの事業に、実施施設を5月から拡充して、私立の保育所等でも実施します。なお、令和7年度のこの事業は、山陰両県では唯一の実施となります。実施期間は今年度、4月1日から来年3月31日までで、対象は本市に住民票があり、保育所等を利用していない生後6か月から満3歳未満のお子さんが対象です。
4月から実施しているのは公立保育園4園の、富桑保育園、美和保育園、さつき保育園、ひかり保育園です。5月以降、認可を受けた私立の保育所等10園で、順次5月、6月、7月、10月と、この事業をスタートさせます。
利用時間は、平日の9時から16時まで、子ども1人当たり月10時間を上限として時間単位で利用していただけます。利用料は1時間当たり300円です。登録申請については、本市の電子申請サービスで申請を行っていただきますが、電子申請サービスを御利用いただけない場合は、幼児保育課の窓口でも申請を受け付けます。また、事前面談予約等については総合支援システム、国のシステムですが、これを活用して予約いただくこととなっていますので、多くの皆さんに、試行的な取組ですが、御利用いただければと思っています。
質問項目
十石記者(NHK)
大阪・関西万博の開幕に合わせた誘客についての資料の2つ目の外国人観光客対象の1,000円高速バスのところで、まず、発着場所が大阪のなんばOCATから鳥取バスターミナルとなっていますが、これは例えば鳥取に来て、鳥取で観光した人が大阪に戻る際は、今回、この対象ではないのかということと、あと、今回、外国人観光客対象で、かつパスポートの提示が多分求められると思うので、日本人は対象じゃないと思うのですが、外国人に限った話なのかどうか、この2点をお聞きしたいです。
市長
これは、なんばOCATから鳥取バスターミナルまでで、ここに記載していますように、外国人観光客の方を対象とさせていただく取組です。
7 ゴールデンウィーク期間中の鳥取砂丘周辺の渋滞対策について
中村記者(日本海新聞)
ゴールデンウイーク期間中の渋滞対策ですが、何か昨年と違った新たな取組はありますでしょうか。
市長
まず、最初に触れたように、通信環境に少し問題があったため、NTTドコモさん等に砂丘周辺の臨時車載基地局を設置していただき、通信環境の改善を図ることを今年行うこととしていますし、また、西エリアでシャトルバスを2系統、こどもの国、砂丘センターで運行し、色々な形で渋滞の解消を図っていこうとしています。
その他は、大体今までの取組を踏襲している状況ですが、情報発信等もきめ細かに行って、渋滞情報が届くように心がけていくことと、それから18万1,500人という入り込み客数を推計で想定していますが、この数がどうなのかも見極めながら、随時この期間中は対策を講じていくことになろうかと思っています。
中村記者(日本海新聞)
姉妹都市提携の記念事業について、以前、釧路市さんとの記念事業のときには、市のほうから色々な方が行かれたり、あと、児童がリポーターで行かれたりとか、結構大々的な交流だったと思うのですが、今回、児童間交流みたいなものはあるのでしょうか。
市長
児童生徒の皆さんに、姉妹都市交流の一環としてそれぞれのレシピを基に姉妹都市の学校給食を提供し、姉妹都市について理解していただく取組を今、予定しています。
また、郡山市との姉妹都市交流事業ですが、これから具体的に内容を詰めていく段階にあるので、まだ児童生徒の皆さんの交流がどうかというのは分かりませんが、現段階では学校給食等での取組を予定しています。
中村記者(日本海新聞)
何か向こうから児童が来られたり、こちらから行くというのは、特に今回は考えられていないでしょうか。
市長
現段階ではまだです。ただ、郡山とはこれからになりますので、まだその可能性もないことはないのですが、また内容が決まり次第、お知らせさせていただきます。
富田記者(朝日新聞)
期間は前回15期とほぼ変わらないかなと思うのですが、来館者数の目標というか、前回50万人を一応目線に置かれていたと思いますが、この16期、万博誘客の効果なども見込まれて、来館者数の目標、目線をどの辺りにされるか伺いたいと思います。
市長
まず、目標としては50万人を掲げたいと思っていますが、前回が38万人強で、40万人に届きませんでした。そこで、まずは50万人を目指していく中で、40万人を達成できるように注力したいですが、できる限り40万人から50万人にどう近づけていくのかがこれからの取組のやはりポイントになるのではないかと思っています。大阪・関西万博を一つの好機として捉えて、誘客をこれから図っていくことで、この入館者数を上げていきたいと思っています。
富田記者(朝日新聞)
こども誰でも通園制度について、2点あり、まず、公立の4園で実施する理由は何かあるのでしょうか。
市長
昨年度、富桑、美和、湖南、この3園で行ったところです。この3園の中の2園、富桑と美和については昨年度の実績を踏まえて、引き続き令和7年度も実施し、それに加えてさつき保育園、ひかり保育園を加えるということですが、いわゆる旧市、それから新市域でも公立保育園を対象にし、全市的にということから、3園から4園にして実施していくものです。
富田記者(朝日新聞)
住民数なども一応加味されてということになるのでしょうか。
市長
住民数といいますか、対象児童はどうしても旧市に集中している状況がありますが、新しい試みですし、令和8年度から本格導入と、国を挙げての取組になりますので、やはり市全体エリアを考えて、その需要がどうか、利用状況がどうかということを検証していくために、旧市、それから新市域もということであり、あえて児童数とか人口ではなく、そういった選定をしています。
富田記者(朝日新聞)
続いてすみません、私立の10園について、これは認可ベースということだと思いますが、今後、増やすというか、今年度内はもうこの10園で確定でよろしいのでしょうか。
市長
そうですね、今年度はこの10園で私立をスタートすることにより、その利用状況等を勘案して、来年度の本格実施にどうするか検討して決めていくことになろうかと思いますので、年度中途でこれを増やしていくことは、現在のところは考えていません。
富田記者(朝日新聞)
その上で、この10園はどういうふうに選ばれたのか、申請ベースなのか、どういう形で決まったのでしょうか。
市長
これは、例えば定員数に比較して、まだ入園児童数が少ないとか、少し余裕があるとか、それから定員ぎりぎりいっぱいだとか、そういったこともありますし、こども誰でも通園制度専用の部屋があったり、あるいは既に通常の通園で在園している児童の皆さんと合同でと、色々なパターンがありますが、この10園については、いわゆる空きがあるといいますか、定員に対して入園者数が少し足りていない、受け入れる用意がある、そのようなところも選んだ一つの要素となります。
中村記者(日本海新聞)
会見項目とは違うのですが、来年の春、鳥取市長選が行われるかと思います。現段階で市長、今のお気持ちというか、出馬、不出馬含めて、今何かおっしゃられることがあれば、お願いします。
市長
私の任期も4月14日までですので、多分3月末か4月の初めに選挙が行われることになろうかと思っていますが、まだ年度が始まったばかり、任期の4年度目ですから、色々な市政の課題や事業に取り組んでいくことがまず優先されますので、これからどうするかということは、もう少し先に考えていくことになろうかと思っていて、現在ではまだ具体的にどうするかは考えていない、そういう状況です。
中村記者(日本海新聞)
ちなみに、いつまでには決めたいという、期間がもし言えるのであればお願いします。
市長
多分、早ければ、以前の状況等を見ると、大体9月定例会のあたりで進退を表明されるケースもありますし、また、私も前回、12月1日であったと思いますが、3月末、4月初めに向けて大体年内ぐらいというところが一つ目安になるのかなとは思っています。
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