鳥取市

令和7年11月7日市長定例記者会見録登録日:

令和7年11月7日午前10時から、麒麟Square2階 多目的室1

 

令和7年11月7市長定例記者会見

 

はじめに

 

会見項目

1 シェアサイクル事業に関する協定締結式について

資料1(PDF/171KB)

2 「鳥取砂丘イリュージョン2025」を開催します!

資料2(PDF/377KB)

3 クルーズ船「三井オーシャンフジ」が鳥取港へ初寄港します!

資料3(PDF/114KB)

 

質問項目

4 シェアサイクル事業について

5 クルーズ船「三井オーシャンフジ」の鳥取港寄港について

6 シェアサイクル事業の利用見込みや客層について

7 シェアサイクルの利用者増の受け止めと市長選挙について

8 ガソリン暫定税率廃止の影響について

9 人口減少対策に対する若手職員プロジェクトチームの提案と首長の任期について

10 鳥取市の産業における観光の位置づけと情報発信について

 

 

はじめに

 

市長

 まず、会見項目の前に、1点触れさせていただきます。

大雲院の調査成果報告会について、因幡東照宮、鳥取東照宮の別当寺院である大雲院の調査が、平成29年度から専門家の皆さんにより行われていましたが、本年度が最終年度であり、調査結果がまとまったということで、今月15日、さざんか会館5階で10時30分から16時30分まで、開催されることになりました。総計で7,250点にも上る調査資料から、色々な調査結果が得られたということで、文化財的、また資料的な価値等について、当日は3部構成で紹介されます。鳥取市の郷土史、また文化の豊かさに触れていただく機会となりますので、ぜひ多くの皆様にお越しいただきたいと思います。絵画の作品、また彫刻、工芸、染織作品、歴史資料、典籍、こういったものについて、それぞれ専門家の委員の皆さんから御報告いただくということです。チラシを配付していますので、また後で御覧いただければと思います。

 

会見項目

 

1 シェアサイクル事業に関する協定締結式について

 

市長

 本市は現在、今月30日まで株式会社トリベイ、またOpenStreet株式会社と、8月1日から観光シェアサイクルの実証事業を行っています。このたび、この実証事業の状況等を踏まえて、12月1日から事業としてスタートさせていただくこととなりました。

 利用状況は、4か月間で目標900回としていましたが、かなり多くの皆様に御利用いただいている状況です。鳥取駅前から、例えば鳥取砂丘までなど、かなりの距離を移動する際に利用されている状況もあり、これを実証事業から、12月1日からは事業に位置づけて実施するにあたっての協定締結式です。今月19日水曜日、11時から市役所本庁舎3階の災害対策本部室で行います。

 この実証事業から本事業に移行するにあたり、現在の実証事業での自転車の台数18台から、10台増やして28台にすることと、サイクルステーションは現在6か所ですが、それを見直しも含めて全体で9か所にします。特に公共施設、市有施設は鳥取市役所本庁舎、風紋広場、やまびこ館、市民会館、わらべ館、この5か所もサイクルステーションに位置づけて利用していただくことを考えています。

 その他、観光スタンプラリーも行っていますが、こういった利用状況で、かなり好調ですので、これも、例えばさらにステーションを増やすなど、今後考えていきたいと思っています。全国的にもシェアサイクルの取組は、いくつかの自治体で行われていますので、鳥取市もそういった他市での事例も参考としながら、また、今後の利用状況等も注視しながら、この事業を進めていきたいと考えています。

 

2 「鳥取砂丘イリュージョン2025」を開催します!

 

市長

 鳥取砂丘イリュージョンは今年が21回目となり、既に鳥取砂丘の冬の風物詩として定着して、多くの皆様に楽しんでいただいています。例年は砂の美術館のプロジェクションマッピングと同時開催という形でしたが、今年は「砂で世界旅行・日本」で「四季」をテーマにしていることから、プロジェクションマッピングは11月22日からと、少し早く開催させていただくこととしており、イリュージョンのほうは単独開催となりますが、ぜひクリスマスシーズンをこのイリュージョンで彩られた鳥取砂丘でお過ごしいただきたいと思います。今年のテーマは『ほっこり「とっとり旅」』であり、鳥取の特産品などの食をイルミネーションで表現していただくこととなっています。開催期間は、12月14日日曜日から28日日曜日の15日間で、18時から21時まで、試験点灯は前日の12月13日土曜日の18時からとしています。また、オープニングの点灯式はスタートの12月14日17時40分からとしていますので、ぜひ多くの皆様にお越しいただきたいと思います。

 

3 クルーズ船「三井オーシャンフジ」が鳥取港へ初寄港します!

 

市長

 今月13日木曜日、朝8時に入港されますが、これまで鳥取港に寄港されたクルーズ客船の中では、総トン数、全長が最大のものとなり、総トン数が3万2,477トンとなります。全長が198メートル余であり、当日は8時に歓迎イベント、また、16時の出港にあたり、お見送りイベントを予定しています。

 今までの最大は「ぱしふぃっくびいなす」の2万6,594トンで、3万トン級のクルーズ客船は、今までなかなか入港が難しかったわけですが、令和5年度に鳥取県のほうで、鳥取港のクルーズ客船の入出港に係る航行安全調査を行われ、マニュアルを改訂され、5万トン級のクルーズ客船も寄港できることになり、従来より大型のクルーズ客船が誘致できるということで働きかけた結果、今回の「三井オーシャンフジ」の寄港につながったところです。これからもクルーズ客船の誘致に、鳥取港振興会としても、また鳥取市としても、県と連携して取り組んでいきたいと考えています。

 

質問項目

 

4 シェアサイクル事業について

 

本田記者(NHK)

 今回、このユーザーが、どこからこのシェアサイクルを利用して、どこに立ち寄ったり、どこで最終的に下車したかなども分かるようになっていたかと思いますが、今回の実証事業を実施して、最も利用客が多かった場所、立ち寄りが多かった場所は、現時点で分かりますでしょうか。

 

市長

 例えば先ほど申し上げたように、鳥取砂丘や白兎海岸、賀露、わったいな、かろいちがありますし、それから湖山池など、こういったかなり遠くに出かけておられることが分かっています。鳥取駅を発着する利用が一番多いということもデータとして確認しています。

 そのほか、詳細は全部、私も把握していませんので、また必要であれば、担当課より詳細な利用状況、行き先など確認していただければと思います。

 

本田記者(NHK)

 ありがとうございます。お話の中でもあったと思いますが、こうしたデータを基に、また改めて今後もステーションというか、場所を増やしたり、増減を今後検討されていくということでしょうか。

 

市長

 利用状況をこれからも注視し、どういった形で利用されているかを基に利便性を考慮して、サイクルステーションも考えていく、場合によっては増設することも考えていきたいと思います。

 

5 クルーズ船「三井オーシャンフジ」の鳥取港寄港について

 

本田記者(NHK)

 今回、3万トン級の船舶が来るということですが、この3万トン級の大きさの船が鳥取港に寄港するのは初めてということになりますでしょうか。

 

市長

 そうですかね、今まで一番大きな、例えば「しらせ」も入港したことがありますが、多分3万トンというのは今までなかったのではないか、確認します。もしあったらいけませんので。

 

本田記者(NHK)

 すみません、ありがとうございます。

 

市長

 クルーズ客船としては初めてです。

 

(交通政策課より確認)

 この度寄港する三井オーシャンフジがこれまでで最長・最大のクルーズ船となり、初めての寄港です。なお、自衛隊の艦船や貨物船は船の大きさを表す単位が異なっているため比較ができません。

 

6 シェアサイクル事業の利用見込みや客層について

 

中村記者(日本海新聞)

 シェアサイクルのことですが、4か月で目標900回の利用ということでしたが、もともと、どの程度の利用を鳥取市としては見込んでいたのでしょうか。

 

市長

 これは、担当課長よりお答えします。

 

観光・ジオパーク推進課長

 資料の記載を御覧いただくと、運営事業者としては、4か月間で900回の目標を立てて事業をスタートさせましたが、10月31日現在の累計利用回数が1,229回です。要するに11月末の時点で900回を目標にしていたのを、10月末の時点で一応クリアしている現状がございます。そういったことが今回の事業の展開につながったと御理解いただけたらと思います。

 

中村記者(日本海新聞)

 ありがとうございます。

 すみません、あと、どのような層の利用というか、例えばインバウンドや国内観光客など、そういった利用者の層は分かるでしょうか。

 

市長

 そうですね、インバウンドの方もありますし、もちろん国内の方もあります。先ほど申し上げたように、鳥取砂丘に行きたいけど、なかなか時間によっては二次交通が利用できない、そういったところに需要があるようです。

 

7 シェアサイクルの利用者増の受け止めと市長選挙について

 

久保田記者(読売新聞)

 シェアサイクル事業に関して、累計回数が、900回が目標値だったのが1,229回という、大幅に超えたのは、どういったところが要因だったと考えられているのか、それと、その数字の受け止めを再度お伺いしたいのと、先月末も市長選に関して質問が相次ぎましたが、そのときと考えは変わっているのか、思いが変わっていたりするのか、お伺いしたいです。

 

市長

 まず、シェアサイクルですが、900回程度というのが実際には1,229回ですので、考えていた以上に利用していただいています。特に鳥取市の場合は公共交通機関が十分でないところもあり、観光客の皆さんにも二次交通をどのように確保して利用していただくかが従来からの課題だったと思います。そういった中で、例えば公共交通がなかなか利用しにくい時間帯等でも需要があることがデータから分かってきていますので、事業として成り立つのではないかと、事業者の皆さんと一緒に、実証事業から本事業に12月から移行していきます。非常に利用状況としては、当初考えていた以上に好調であると判断しています。

 それから市長選挙ですが、前回、色々御質問いただきましたが、そのときと状況はそう変わっていないと考えています。

 

8 ガソリン暫定税率廃止の影響について

 

中村記者(日本海新聞)

 国のほうが今、暫定税率の話で、与野党では年内廃止で合意されたと思います。ただ、これは基礎自治体への影響もかなりあると思うのですが、市長は鳥取県市長会の会長も務められています。この影響についてはどのようにお考えか、お願いします。

 

市長

 まず、直接の影響は、地方揮発油譲与税ですね、譲与税で減収が見込まれるのが直接的な影響もあると思います。ガソリン税、また軽油引取税、それぞれ暫定税率があるわけですが、これがそれぞれ廃止されていくとなると、基礎自治体においてもそういった譲与税の歳入の部分が減っていくという直接的な影響がありますし、また、ガソリン税のほうも、国税ですが、1兆から1兆5,000億ぐらいの減収が影響として出てくると考えていますので、色々な形で間接的にも基礎自治体、地方自治体に影響はあるものと考えなければならないと思っています。

 

中村記者(日本海新聞)

 鳥取市への影響としては、どのぐらいの減収になるのでしょうか。

 

市長

 地方揮発油譲与税の関係が大体2,100万ぐらいですかね、ざっとそれぐらいは影響があるのではないかと思います。ちょっと気になるのは、ガソリン税のほうが1兆円を超えるような単位で国税が減収になりますので、代替財源が措置されないとなると、それが色々な形で影響があるのではないかと懸念しています。

 

9 人口減少対策に対する若手職員プロジェクトチームの提案と首長の任期について

 

富田記者(朝日新聞)

 会見項目ではないですが、先日、人口減少対策で、今年も若手職員のプロジェクトチームから提案があったと思います。今回、2年目になると思いますが、改めて若手職員のいくつかの提案について受け止めを伺いたいのと、それから、去年、今年とやってみて、これが人口減少対策につながっていくのかどうかという市長のお考えを伺えればと思います。

 

市長

 まず、提案の受け止めですが、提案をしていただくまでの経過があります。色々な議論をしていただいたと、平常業務に加えてですね。そういった提案に至るまでのプロセスも考えて、非常に内容のある提案をしていただいたというのが率直な感想であり、とてもすばらしい内容のものであったと、まず、そのような思いを持って受け止めさせていただいたところです。

 また、2年続けてこういう取組を行ったが、人口減少対策についてはどうかというお尋ねであったと思いますが、14名が3つの班に分かれて、それぞれテーマを決めて取り組みました。例えば経済の班では、人口減少というのが所与の条件だと、その前提で考えると、そういったことで色々な取組をしていこうと、かなり具体的な提案ですし、その取組内容もかなり具体的なもので提案いただいていますので、こういった取組を若い年代の職員の皆さんに続けていただくことで、それで一挙に人口減少に歯止めがかかるということにはならないかもしれませんが、相当有効な政策や施策をこれから立案し、それを施行していくことには確実につながっていくと考えていますので、こういった取組は続けていきたいと思います。何よりも、この鳥取市役所の中で若い年代の職員の皆さんが自由闊達な議論を行える、組織として、そういうことを今一度大切にしていきたいと思いますし、その成果というか、提案内容については、一挙にはなかなか実現が難しい部分もあったかと思いますが、スピード感を持って、例えば来年度に事業として位置づけて実施していく、そのようなことも行っていきたいと思っており、とてもいい取組ではないかと私自身も思っています。

 

富田記者(朝日新聞)

 ありがとうございます。

 来年度の事業化に組み込まれるものもあるかもしれませんが、現在の任期ですと、その先になってくると思うのですが、来年以降も、またこういった取組、若手職員の方からの提案を受けるような取組を、今の任期の中でということになろうかと思いますが、市長としてはお考え、どうでしょうか。

 

市長

 やはり任期が、どうしても首長は4年というのがありますが、行政というのは継続性がやはり前提ですので、例えばある首長がその任期中にはこういうことをして、次はさらにリセットということではなくて、必要な施策や事業は継続性を持って進めていくことがやはり肝要かと思います。例えばこの間の提案でも、子育て支援で、保育園等でのおむつのサブスクをやったらどうかという提案があり、これは各園によってそれぞれ実態が異なっていますので、そういったことをもう少し詳細に、改めて確認しながら、早速来年度から実施していけるのではないかと思っています。それは、例えば任期が替わっても、行政として継続性を持ってやっていける部分ではないかなと思います。ちょっと答えになっているかどうか分かりませんが。

 

富田記者(朝日新聞)

 すみません、際どいボールを投げまして。ありがとうございました。

 

10 鳥取市の産業における観光の位置づけと情報発信について

 

桝井記者(山陰中央新報)

 会見項目にもちょっとだけ絡むと思うのですが、観光全般のことについて、ちょっとお考えを伺おうと思います。

 先日、鳥取商工会議所の会頭が新しく替わられて、そのときに記者会見でおっしゃっていたことが印象に残ったのですが、皆さん御承知のように、鳥取市は三洋電機に代わる新しい基幹産業がなかなか育っていないということがあり、今ある地域資源を生かしてできる観光を目玉にしていきたいんだということをおっしゃっておられました。おそらく鳥取市さんのお考えとも大きく違うものではないと思うのですが、御質問のうち、2つ聞きますが、改めて鳥取の産業の中で観光をどういうふうな位置づけで考えておられるかということが1点目です。もう1点目は、前にも聞いたことあるかもしれませんが、鳥取市民って宣伝が下手なところがあるので、観光に力を入れていく上で、そのことをどういうふうに工夫していったらいいかのお考えを、差し支えない範囲で伺えたらと思います。

 

市長

 観光の位置づけですが、これは、基幹産業の一つとして、当然位置づけていくべきものであると考えており、色々な地域の資源やポテンシャルを引き出していきながら、観光振興につなげていくことは、市政の非常に重要な取組になると思い続けていますし、これからもそういった考え方で鳥取の色々な優れた食や自然、歴史、文化、そういうものを有効活用していく、最大限活用していくことで観光振興につなげていきたいと思っています。2点目の御質問とも関連いたしますが、そういった魅力的なものや、色々よいものがあるけれども、それが情報発信につながっていない、下手であるというお話もありましたが、この間の若手職員のプロジェクトチームでも、情報発信をうまくしていくことが必要だという提案も改めてあり、それは子育て等だけではなく、行政全般にあてはまるものだと思います。特に観光振興については、鳥取の魅力やすばらしい点を、さらに色々な情報伝達媒体をうまく用いながら発信していく、多くの皆さんに届けていくことは非常に重要なことですので、これからもしっかりと取り組んでいかないといけないと思います。

 

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