気高町日光 個人設置人工巣塔の特別天然記念物コウノトリの巣立ちについて
ID:1624232325355
提供年月日:2021年6月21日
担当課:教育委員会 文化財課
担当者:佐々木孝文
外線番号:0857-30-8421
内線番号:2931
気高町日光の人工巣塔で孵化したコウノトリのヒナ2羽について、人工巣塔の設置者により、6月17日と19日に巣立ちが確認されましたのでお知らせします。
※末尾【コウノトリ観察の際の注意事項】の内容について、併せて報道頂くようお願いします。
【これまでの経過】
- 令和元年 鳥取市気高町でコウノトリのペアが営巣し産卵。ヒナ4羽が孵化・巣立ち(鳥取県では初)
親鳥個体番号 オスJ0125(豊岡市戸島巣塔・2016.4/2生・6/10巣立)
メスJ0123(豊岡市赤石巣塔・2016.3/29生・6/8巣立)
ヒナ個体番号 (1)J0253(オス) (2)J0254(メス) (3)J0255(オス) (4)J0256(オス)
2.令和2年 鳥取市気高町日光に個人の方が人工巣塔を設置。昨年度と同じペアが営巣・産卵し、ヒナ3羽が孵化・巣立ち(鳥取県2例目)
ヒナ個体番号 (1)J0321(オス) (2)J0322(メス) (3)J0323(メス)
3.令和3年 3月5日 気高町日光の同人工巣塔に昨年と同じ親ペアが営巣し産卵
4月6日 ヒナ2羽が孵化。5月19日(水)に標識足環を取り付け。
【今回巣立ったヒナの概要】
(1)ヒナ個体番号 J0353(メス) 足環(左:黒青 右:赤緑) 令和3年6月17日 巣立ちを確認
(2)ヒナ個体番号 J0354(メス) 足環(左:黒緑 右:赤緑) 令和3年6月19日 巣立ちを確認
【気高町日光 人工巣塔について】
所在地:気高町日光 地内
設置者:椿 壽幸(ツバキトシユキ)氏 (鳥取市気高町日光369)
【特別天然記念物コウノトリについて】
●種名:コウノトリ(鸛)
●分類:コウノトリ目コウノトリ科
・環境省レッドリスト:絶滅危惧【1】A類 (CR)
・特別天然記念物:1956年指定
・国内希少野生動植物種:種の保存法1993年指定
・日本国内繁殖個体群・野生種絶滅:1971年
・成鳥のサイズ 全長:110〜115cm、翼開長160〜200cm、体重4〜6kg
【写真提供:椿 壽幸氏(気高町日光)】
【コウノトリ観察の際の注意事項】
コウノトリは野生動物であるという前提のもと、一定の距離を保って観察してください。
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静かに見守りましょう。
コウノトリを驚かせないように優しく静かに見守りましょう。コウノトリの観察・撮影等は、コウノトリが遠ざかったり飛び立ったりしないように、150m以上(自動車の中からでは100m以上)離れて行いましょう。
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地域に迷惑をかけないようにしましょう。
コウノトリは集落周辺の水田、草地、河川、水路などで餌をとり、巣塔や大木等に巣を作ります。観察する時は、無断で私有地や農地に立ち入らないようにしましょう。
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繁殖期間は、巣に近づかないようにしましょう。
2月から7月は、コウノトリの繁殖期です。この時期に人が近づくと、巣づくりや子育てに大きな影響を与えますので、コウノトリの巣には近づかないようにしましょう。巣の近くを通る時は、立ち止まらずに通り過ぎるようにしましょう。
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野生のコウノトリにエサを与えるのはやめましょう。
餌を与えているところを見かけた場合は、やめるようにお願いしてください。
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コウノトリが電柱等に巣を作っている場合は、電柱を管理している管理会社等に連絡してください。
コウノトリが感電死する恐れがあるほか、電気事故等の原因になります。
●コウノトリ保護の啓発について
「=コウノトリ飛来時の対応パンフレット=あなたのまちにコウノトリが飛来したら」
http://www.stork.u-hyogo.ac.jp/in_situ/when_ows_flies/
を参考に、観察時の注意点などについて、啓発にご協力願います。