鳥取市保健所管内の保育所における手足口病の集団発生
ID:1639992587772
提供年月日:2021年12月21日
担当課:鳥取市保健所 保健医療課
担当者:大塚、羽田
外線番号:0857-30-8531
内線番号:6039
12月20日(月)鳥取市内の保育所から鳥取市保健所に「園児に手足口病が流行している。」との報告があった。
患者の発生状況(12月20日(月)午後1現在)
区 分 |
在籍者数 |
累計患者数 |
現有症状者数 |
園 児 |
34名 |
15名 |
2名 |
職 員 |
14名 |
0名 |
0名 |
施 設 名: 鳥取県立中央病院キッズルームスマイル
施 設 長: 園長 田中 綾子(たなか あやこ)
所 在 地: 鳥取市江津730番地
主な症状: 発熱、発疹 ※重症者なし
発 症 日: 12月14日
(注)集団発生とは、同一施設で1週間以内に10名以上もしくは全利用者の半数以上の患者が発生した場合をいう。
今後の対応
(1)施設の二次感染防止対策の徹底の指導
(2)園児及び職員の健康調査の継続
<手足口病(5類感染症)>
○手足口病とは、コクサッキーウイルスA6型、A10型、A16型等とエンテロウイルス71型等によって起こる感染症です。
○手足口病は2~7日の潜伏期(3~4日前後)を経て発症し、手、足、臀部の皮膚発疹と口腔内の粘膜疹を特徴とし、
38度台の熱が出ることもある。通常1週間で軽快します。
○4歳児以下に多くおこります。
○まれに髄膜炎や脳症等の合併症が出ることがありますので、油断は禁物です。
○鳥取県感染症流行情報第49週(12月6日~12月12日)によると、手足口病は、東部及び西部地区で患者報告数が増加し、
東部地区で流行しています。警報レベルに達したため、手足口病警報が発令されました。今後、流行が拡大するおそれ
があるので、注意が必要です。
<手足口病の感染予防>
○発熱、手や足の発疹、口腔内の粘膜疹などの症状があった場合は、登園・登校する前に、早めに医療機関を受診しましょう。
○飛沫・接触感染するため、個人衛生の徹底(手洗い、うがい等)をしましょう。
○おむつ交換や便の処理をする場合は、使い捨て手袋を使用するとともに、手洗い、十分な消毒を行いましょう。