鳥取市

マラリアの輸入感染症患者の発生

ID:1666341634826

提供年月日:2022年10月20日

担当課:健康こども部 鳥取市保健所 保健医療課

担当者:鳥取市保健所 保健医療課
(谷口、中尾)

外線番号:0857-30-8531

内線番号:4544

10月19日、東部管内の医療機関からマラリア患者の発生届出がありましたのでお知らせします。なお、県内における本疾病の報告は、令和元年の輸入症例1例以来3年ぶりです。

項 目

内    容

患 者

20代(女性)

住所地

鳥取市

経 過

~9月29日 ナイジェリア滞在

9月30日 成田国際空港着

10月13日 発症(頭痛の症状が始まる)

10月18日 A診療所受診。

10月19日 A診療所からB総合病院に紹介受診。発熱(40度の高

熱)、嘔吐、下痢、食欲不振、悪寒が出現。B総合病院で

マラリアと診断確定。

※ 患者のプライバシーの確保に十分な配慮をお願いします。

報道機関各位におかれましては、以下の啓発についてよろしくお願いします。

○ このたびの発生による県内での感染拡大の可能性はありません。

○ 蚊媒介感染症の流行地(熱帯・亜熱帯地域等)に渡航する際は、防虫スプレーや被服等により、蚊に刺されないように注意してください。

○ マラリアの感染に対し予防薬を飲む方法もありますが、医師の処方が必要です。渡航前にご自分の体調や渡航先について、医師に相談してください。

○ 帰国後に発熱等があった場合は、医療機関へ事前に渡航先の情報や症状等を相談した上で指示に従い受診してください。

〈参考事項〉

1 マラリアの発生状況(令和4年10月2日現在)

 

平成28年

平成29年

平成30年

令和元年

令和2年

令和3年

令和4年

全国

54

61

50

57

28

20

20

鳥取県

0

1

0

1

0

0

0

2 マラリアについて

(1)感染経路

・マラリアはヒトがマラリア原虫を保有する蚊(ハマダラカ)に刺されると感染しますが、ヒトからヒトへの感染はありません。

・熱帯熱マラリアを媒介する蚊(コガタハマダラカ)は、国内では沖縄以外には生息していないため、感染拡大のリスクはありません。

(2)発生地域

・アジア・オセアニア・アフリカおよび中南米の熱帯・亜熱帯地域で流行しています。

(3)主な症状

   ・マラリアの症状は、発熱、嘔吐、下痢、筋肉痛等です。

 ・治療は抗マラリア薬により行われます。

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