鳥取市保健所管内の保育園における手足口病の集団発生 

1　経　緯
　9月20日（水）鳥取市内の保育園から鳥取市保健所に「園児に手足口病が流行している。」との報告があった。

2　患者の発生状況（9月20日（水）午後1時現在）

区　分	在籍者数	累計患者数	現有症状者数
園　児	202名	10名	7名
職　員	66名	0名	0名

　施 設 名： 鳥取市立　美保保育園
　施 設 長： 園長　麻木　美紀（あさき　みき）
　所 在 地： 鳥取市吉成二丁目13-8
　主な症状： 発熱、発疹　　※重症者なし
　発 症 日： 9月15日
　(注）集団発生とは、同一施設で1週間以内に10名以上もしくは全利用者の半数以上の患者が発生した場合をいう。　

3　今後の対応
　（1）施設の二次感染防止対策の徹底の指導
　（2）園児及び職員の健康調査の継続

＜手足口病（5類感染症）＞
○手足口病とは、コクサッキーウイルスA6型、A10型、A16型等とエンテロウイルス71型等によって起こる感染症です。
○手足口病は2～7日の潜伏期（3～4日前後）を経て発症し、手、足、臀部の皮膚発疹と口腔内の粘膜疹を特徴とし、
    38度台の熱が出ることもある。通常1週間で軽快します。
○4歳児以下に多くおこります。
○まれに髄膜炎や脳症等の合併症が出ることがありますので、油断は禁物です。
○鳥取県感染症流行情報第36週（9月4日～9月10日）によると、東部及び中部地区で流行しています。

＜手足口病の感染予防＞
○発熱、手や足の発疹、口腔内の粘膜疹などの症状があった場合は、登園・登校する前に、早めに医療機関を受診しましょう。
○飛沫・接触感染するため、個人衛生の徹底（手洗い、うがい等）をしましょう。
○おむつ交換や便の処理をする場合は、使い捨て手袋を使用するとともに、手洗い、十分な消毒を行いましょう。