鳥取市保健所管内で発生したツキヨタケによる食中毒

1　経　緯

　令和5年10月26日（木）午後3時46分頃、鳥取市内の医療機関から、「毒キノコ食中毒が疑われる患者を診察した。」との連絡があり、調査を開始した。

　患者が鳥取県内の山林でヒラタケと間違えて採取したキノコを家庭内でお吸い物に調理し、家族2人で喫食したところ、2名が10月26日（木）午後2時から午後2時30分頃に嘔吐の症状を呈した。

（1）原因食品　　：家庭で調理したお吸い物

（2）病因物質　　：ツキヨタケ

（3）喫食者数　　：2名（60代女性、70代男性　いずれも鳥取市内在住）

（4）患者の状況　：快方に向かっている

【参考】

1　ツキヨタケの特徴

（1）大きさ　　　　　　　：傘直径は、10～20cm程度

（2）色　　　　　　　　　：傘は初め黄褐色で、成熟すると紫褐色～暗紫褐色

（3）症状　　　　　　　　：食後30分～1時間程度で、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器系の中毒症状が現れる

（4）間違いやすいキノコ　：シイタケ、ムキタケ、ヒラタケなど

2　市民の皆様への呼びかけ

　毒キノコによる食中毒を防止するために、次の事項に注意しましょう。

　毒キノコによる食中毒の多くは、素人判断により発生しています。

　食用と確実に判断できないキノコは。「採らない、食べない、売らない、人にあげない」を徹底しましょう。

　鳥取市公式ホームページでは毒キノコによる食中毒について注意喚起しています。

　キノコ食中毒に関する動画の配信もしています。ぜひご覧ください。

URL：https://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1524034232669/index.html