鳥取市保健所管内認定こども園における咽頭結膜熱の集団発生について

1　経緯

1月22日（月）、鳥取市内の認定こども園から鳥取市保健所に、『多数の園児に発熱、鼻汁、咳の症状が発生した。』との報告がありました。

 

2　患者発生状況（1月22日（月）午後2時現在）

区　分	在籍者数	累計患者数	現有症状者数
園　児	179名	10名	9名
職　員	54名	0名	0名

 

施 設 名： 学校法人修立幼稚園　こども園かける

施 設 長： 横井　良一　　（よこい　りょういち）

　　所 在 地： 鳥取市立川町5－260－6

　　主な症状： 発熱・鼻汁・咳　 ※1名入院中

　　発 症 日：1月17日

 

（注）集団発生とは、同一施設で一週間以内に10名以上もしくは全利用者の半数以上の患者が発生した場合をいう。

 

※患者のプライバシー保護の観点から、当該施設への取材にはご配慮をお願いします。

 

3　今後の対応

（1）施設及び家庭での二次感染防止対策の徹底の指導

（2）園児及び職員の健康調査の継続

 

＜咽頭結膜熱（5類感染症）＞

○咽頭結膜熱は、発熱、咽頭炎および結膜炎などを主とする感染症で、小児に好発します。 ○原因はアデノウイルスです。 ○鳥取県感染症流行情報第2週（1月8日～1月14日）によると、鳥取県西部地区で流行、東部地区でやや流行、中部地区で散発しています。

＜各施設における予防対策＞

○発熱、咽頭炎および結膜炎などの症状があった場合は、早めに医療機関を受診すること。 ○施設内全体（手すり、ドアノブなど）をアルコール消毒すること。 ○施設利用者等に用便後、調理前後、食事前の手洗いの励行を徹底すること。 ○タオルの使い回しは避けること。 ○飛沫感染を防止するため、施設利用者等はマスク着用すること。 ○施設内で予防対策を確認し、正しい知識を普及すること。