鳥取市保健所管内保育所における咽頭結膜熱の集団発生について

1　経緯

3月8日（金）、鳥取市内の保育所から鳥取市保健所に、『多数の園児に発熱の症状が発生し、咽頭結膜熱（アデノウイルス感染症）と診断を受けた者がいる。』との報告がありました。

 

2　患者発生状況（3月8日（金）午後1時現在）

区　分	在籍者数	累計患者数	現有症状者数
園　児	97名	13名	11名
職　員	30名	0名	0名

 

施 設 名： 鳥取市立みやこ保育園

施 設 長： 中村　美智代　　（なかむら　みちよ）

所 在 地： 鳥取市国府町中郷895

主な症状： 発熱　

発 症 日：3月1日

 

（注）集団発生とは、同一施設で一週間以内に10名以上もしくは全利用者の半数以上の患者が発生した場合をいう。

 

※患者のプライバシー保護の観点から、当該施設への取材にはご配慮をお願いします。

 

3　今後の対応

（1）施設及び家庭での二次感染防止対策の徹底の指導

（2）園児及び職員の健康調査の継続

 

＜咽頭結膜熱（5類感染症）＞

○咽頭結膜熱は、発熱、咽頭炎および結膜炎などを主とする感染症で、小児に好発します。 ○原因はアデノウイルスです。 ○鳥取県感染症流行情報第9週（2月26日～3月3日）によると、西部地区で患者報告数が増加し、中部及び西部地区で流行しています。

＜各施設における予防対策＞

○発熱、咽頭炎および結膜炎などの症状があった場合は、早めに医療機関を受診すること。 ○施設内全体（手すり、ドアノブなど）をアルコール消毒すること。 ○施設利用者等に用便後、調理前後、食事前の手洗いの励行を徹底すること。 ○タオルの使い回しは避けること。 ○飛沫感染を防止するため、施設利用者等はマスク着用すること。 ○施設内で予防対策を確認し、正しい知識を普及すること。