2019.07.24 鳥刺し歌 1920-A0036-001登録日:
受付日: 2019.07.24 分類: 教育・文化財・文化財保護
タイトル
鳥刺し歌
内容
私が子供の頃、お盆には貝殻節と(題は不明)歌詞は「あ、出かけた出かけたサイトリサシが出かけた」で始まる踊りをやっていた。貝殻節は勇壮で(国府町)好きだが、このようなオチャラケタ伝統も保存できないものでしょうか?
回答
「さいとりさし」については、既に平成6年4月5日に「覚寺さいとりさし」を市指定文化財として指定しており、保存会の皆様とともに、保存・継承に取り組んでいるところです。
「さいとりさし」は、本来、武家の遊びであった、鷹狩りに使う鷹の餌にする小鳥類を捕ることを仕事としていた人たちの呼称でしたが、殿様の威光をかさに、各地に出かけ威張り散らし、殺生禁断の神社仏閣の境内をも荒らすようなことがあったため、地元の人たちは「さいとりさし」が、小鳥を取り逃がして失敗する様子などをおもしろおかしく、身振り手振りで風刺し、それが「さいとりさし」という芸能の始まりとなったと言われています。「鳥をとる」ことから「嫁をとる」「婿をとる」「福をとる」などとして初春の祝狂言となり、今日に伝わっています。明治時代には、覚寺以外にも、県下各所で演じられていたようです。
鳥取市の歴史については、鳥取市歴史博物館や因幡万葉歴史館などの博物館・資料館施設の活動を通じて、掘り起こしや保存に取り組んでいます。
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