2019.09.02　亀井茲矩公の碑文について　1920-A0048-001登録日： 2020年1月9日

受付日： 2019.09.02 　　分類： 教育・文化財・文化財活用

タイトル
亀井茲矩公の碑文について

内容
　先日、鹿野城址に初めて伺い、茲矩公顕彰の記念碑に参りました。静かな、しっとりと歴史に包まれたような雰囲気がありました。大きな碑を巡りまして、梵字は少々見えましたが、全体は苔に隠されて、一切読み取れませんでした。
　そこで翌日、支所に行き、教育委員会の分室の方に、碑にある文字の記録、ないしは現代語的な翻案の文書の有無を伺いましたが、ないとのことでした。郷土史家についての情報もないようでした。とても残念に思いました。
　それで、なんらかの手立てはないものか、との趣旨でお手紙を出させていただく次第です。
　つまり、１７世紀以降の茲矩公の碑文に何が書かれているか、シルバーセンターの方々、あるいは郷土史や公に対する思いのある方々をはじめとするボランティアの皆さんを募りまして、あの碑文を清掃し、記録を残し、なにか新たな発見があれば広報して、彼の果たした往年の地元開発の歴史に新しい視点が開くことができたら、と思うのです。
　公的経費によらず、市民町民協力の新たな仕組みによる、例えばクラウドファンディングなどでの試みができればよろしいのですが。ご検討いただければ、幸いです。


回答
　鳥取市気高町山宮に所在している亀井茲矩の墓所は、「津和野藩主亀井家墓所附亀井茲矩墓」として平成３０年２月１３日に国の史跡に指定されており、鳥取市が管理団体となっています。
　地元の田仲部落の皆様が、国の史跡指定以前から草刈などの管理に取り組まれており、本市も支援させていただいているところです。
　墓碑の碑文が読み取りにくいとのことですが、地衣類の付着によるもので、石材の保護の必要もあることから無理に擦り落としたりはしていないものですので、ご理解をお願いします。碑文については、撮影・読解し、調査報告書に掲載しております。
　鹿野城主亀井茲矩については、鳥取市歴史博物館・あおや郷土館など本市の施設で調査研究を行っており、企画展覧会の開催や図録の刊行など、機会を見て成果を公表させていただいているところです。
　窓口で十分な資料提供ができなかった点については、基礎的な情報が提供できるよう努力してまいります。
　
　　
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　教育委員会　文化財課　
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　（Ｅ－Ｍａｉｌ：ｋｙｏ－ｂｕｎｋａ＠ｃｉｔｙ．ｔｏｔｔｏｒｉ．ｌｇ．ｊｐ）