鳥取市

2020.10.26 あおや郷土館で開催された「因州・鳥取の角力取」の展示について 2020-A0082-001登録日:

受付日: 2020.10.26   分類: 教育・文化財・文化財活用

タイトル
 あおや郷土館で開催された「因州・鳥取の角力取」の展示について

内容
 あおや郷土館で開催された「因州・鳥取の角力取」を観賞しましたが、その内容の濃さに大変驚きました。
 聞くところによれば、鳥取市内には数多くカ土塚が点在し、中には、江戸時代に活躍した有名力土のものもあることから、かなり古<から相撲熱が盛んだったことが伺えて、6年前から、郷土カ土をテーマとしたこの展示を企画したそうです。 この郷土館は、こじんまりとした小さな建物ですが、毎回、地元に根付いた内容の展示企画が行われ、楽しみにしています。
 この度の展示は、年数かけて構想されただけあり、内容が非常に充実しており、感服いたしました。 なによりも183ものカ土塚の写真は、すべて郷土館の職員が一つずつ現地を探しながら撮ったものだそうで、それは圧巻という形容がピッタリです。番号を振り、それを地図に落とす作業は、わずか数人の職員しかいない郷土館にとって、どれだけ根気と地道な努力が必要であったか、実物を観ると、その苦労がよ<わかります。写真なども数多く集められ、因州の人々がいかに古くから相撲を愛していたかが、しっかり伝わってまいりました。そして、現在、角界で大活躍の石浦関も、こうした土壌があっての誕生だと、改めて感じ入りました。
 この展示は、ここだけで終わっては、とても勿体ない、広く鳥取市民の目に触れさせてあげたい・・これが真っ先に感じた率直な感想です。
 これだけ充実した内容です、あおや郷土館だけのものに終わらず、各地の公民館などで巡回展示され、一人でも多くの市民の方々に観ていただいたらよろしいのに、と思います。
 もうーつ・・・小さなあおや郷土館ですが、照明設備をもう少し補充充実して<ださい。
この度の展示企画に感動し、この感動をもっと多くの方々と共有すべきだと思い、また館長さん始め職員さんのひたむきな努力をお伝えしたく、市長への手紙に宛て一筆書かせていただきました。

 人々の文化意識の向上や地域文化の発展を支える地元の小さな文化施設は、どこも限られた職員数、予算で懸命に活動しています。
 厳しい環境ですが、今後ますます楽しい企画、充実した企画が住民に提供されますことを期待します。  


回答
 あおや郷土館の展覧会について、高くご評価いただきありがとうございます。
 本事業は、文化財課で策定中の歴史文化基本構想策定に伴う調査に加えて、あおや郷土館の指定管理者である(公財)鳥取市文化財団の学芸員が独自に調査された成果を反映したもので、長い準備期間を経て実現したものです。
 複写物や説明パネルだけでなく、所蔵者や関連機関の協力も得て、貴重な実物資料も展示させていただきました。また、その成果は図録として刊行物に取りまとめ、有料ですが、販売しています。

(1)あおや郷土館だけでなく、広く市民の目に触れるよう、公民館などでの巡回展示のご提案について
 施設の設置者である鳥取市、指定管理者である文化財団、実際に業務に当たっている郷土館の職員とも、大変ありがたいことと喜んでおります。
 実物資料を含む展示でもあり、残念ながら郷土館での展示をそのまま移動させることは困難ですが、図録の販売や関連事業に伴うパネル展など、なんらかの形で展示のエッセンスを伝えていくことができないか、指定管理者と協議していきたいと思います。

(2)郷土館の展示照明について
 今回については、展示資料の保護のため、若干照度を落とし、暗くしております。展示室の明るさが足りないように感じられたかもしれませんが、展示照明の質的な問題ではありませんので、その点ご了解ください。維持・改修などには、従来、施設の運営上必要と認められる範囲で実施しており、今後も引き続き取り組んでいきます。

  
 【本件に関するご質問・お問合わせは下記まで】
   鳥取市教育委員会 文化財課 
 (電話番号:0857-30-8422)
 (E-Mail:kyo-bunka@city.tottori.lg.jp)




このページに関するお問い合わせ先

市民生活部 市民総合相談課
電話番号:0857-30-8181
FAX番号:0857-20-3919

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