コロナからの復興・再生に向けて
令和4年度当初予算は、市長選挙を控え、義務的経費を中心とした骨格予算(※)となりますが、感染症対策に引き続きしっかり取り組みながら、収束後を見据えた地域経済の立て直しなど、コロナからの復興・再生を切れ目なく、スピード感をもって進めるため、国の経済対策に呼応した今年1月と2月の補正予算をあわせた、15カ月予算(※)として編成しました。
「明るい未来を切り拓くコロナからの復興・再生」に向けて、感染症対策や旧本庁舎・第二庁舎跡地活用などの重点施策、人口減少の克服に向けた地方創生の推進、地域共生社会の実現、妊娠・出産・子育て支援、防災・減災・国土強靭化、デジタル化の加速、グリーン社会の実現、麒麟のまち圏域の連携強化、SDGsの目標達成など、第11次鳥取市総合計画、第2期鳥取市創生総合戦略に掲げる目標の実現に向けた施策を着実に前進させるための予算となっています。
※骨格予算とは
首長選挙を間近に控えた地方自治体が政策的な判断が必要となる経費を盛り込まず、義務的経費を中心に編成した予算のこと。
※15カ月予算とは
4月からの次年度を待たずに切れ目なく対応できるよう、1月補正予算と翌年度の当初予算を一体で編成する予算のこと。
一般会計 1,022億円 ※( )…構成比
企業会計 343億4,252万円
会計区分 | 予算額 |
水道事業会計 | 88億8,079万円 |
工業用水道事業会計 | 536万円 |
下水道等事業会計 | 158億6,018万円 |
病院事業会計 | 95億9,619万円 |
計 | 343億4,252万円 |
特別会計 405億9,414万円
会計区分 | 予算額 |
土地区画整理費 | 4,468万円 |
公設地方卸売市場事業費 | 8,294万円 |
国民健康保険費 | 182億6,586万円 |
高齢者・障害者住宅整備資金貸付事業費 | 592万円 |
土地取得費 | 7万円 |
墓苑事業費 | 2,920万円 |
介護保険費 | 196億1,595万円 |
財産区管理事業費 | 1,173万円 |
温泉事業費 | 4,806万円 |
観光施設運営事業費 | 811万円 |
後期高齢者医療費 | 23億9,995万円 |
電気事業費 | 2,805万円 |
母子父子寡婦福祉資金貸付事業費 | 5,362万円 |
計 | 405億9,414万円 |
用語解説
- 義務的経費
- 任意に減らせない硬直性の高い経費
- 消費的経費
- 支出の効果が短期間で終わるもので、将来に形を残さない性質の経費
- 投資的経費
- 道路や建物などの建設事業や用地購入などに関する経費
- 一般会計
- 基本的な行政サービスを行うための会計
- 特別会計
- 特定の事業(国民健康保険や介護保険など)を行うための会計
- 企業会計
- 地方公営企業法が適用される企業の会計
15カ月予算に盛り込んだ主な取り組み ★は、1月・2月補正予算
重点施策の推進
■ 旧本庁舎・第二庁舎の解体工事および跡地活用の具体的な検討 | 4億287万円 |
■ 新可燃物処理施設の整備(令和4年7月本稼働) | 13億2,968万円 |
■ 全市光回線化の推進(1月補正含む) | 14億5,063万円 |
コロナ禍からの復興・再生
■ 新型コロナワクチン接種、PCR 検査など | 8億9,541万円 |
■ 制度融資資金、各種金融対策利子補助金 | 119億5,858万円 |
★ 住民税非課税世帯や妊婦、農業者、中小事業者への支援など | 53億5,844万円 |
防災・減災・国土強靭化
■ 地区で購入する防災資機材などへの支援 | 2,270万円 |
■ 消防団員の処遇改善(出動報酬の見直し) | 2,208万円 |
★ 国土調査、漁港・道路・林道・公園などの整備など | 10億4,336万円 |
ひと・しごと・まち創生
■ 地域における福祉の話し合い、支え合いの場づくり | 2,582万円 |
■ 子宮頸がんワクチンの積極勧奨など予防接種の推進 | 6億2,830万円 |
■ 地域団体が行う生活交通確保の取り組み支援 | 2,914万円 |