世界保健機関(WHO)が5月31日を世界禁煙デーと定め、厚生労働省では、5月31日から6月6日を禁煙週間としています。この機会に、たばこと健康について考えてみませんか?
■周りの人への影響ってなに?
たばこの煙を自分の意思とは関係なく、吸い込んでしまうことを『受動喫煙』と言います。
たばこから直接出る煙(副流煙)は喫煙者が直接吸う煙(主流煙)よりも、何倍も多くの発がん性物質・ニコチン・一酸化炭素などの有害物質が含まれています。受動喫煙にさらされている人への健康被害は大きく、脳卒中や肺がん、心筋梗塞といった虚血性心疾患などの健康被害が報告されています。また、妊婦の流産や早産、乳幼児突然死症候群(SIDS)、小児の喘息などを引き起こしやすくなります。
■新型たばこは害がないの?
近年、『加熱式たばこ』、『電子たばこ』といった従来の紙巻きたばこ以外の新しいたばこが出てきました。
『加熱式たばこ』、『電子たばこ』も煙は見えにくいですが、有害な物質を多く含んでおり、健康被害については研究段階です。
■今から禁煙しても遅くない?
長年喫煙していても禁煙は効果があります。今から禁煙にチャレンジしてみませんか?