鳥取市

令和2年1月24日の市長定例記者会見録登録日:

令和2年1月24日午前10時から、鳥取市民交流センター2階コミュニティチャンネルスタジオ

 

令和2年1月24日市長定例記者会見

 

はじめに

 

会見項目

1 鳥取砂丘西側市有地活用促進事業の優先交渉権者の決定について

資料1-1(PDF/137KB)

資料1-2(PDF/1242KB)

2 全国初! 市役所庁舎で「こども食堂」 始めます

資料2(PDF/317KB)

質問項目

3 鳥取砂丘西側市有地活用促進事業について

4 鳥取西道路開通のストック効果について

5 GIGAスクールについて

6 「市役所すなば こども食堂」について」

7 ジャマイカキャンプ地誘致について

8 就職氷河期世代への対応と鳥取市におけるSDGsの取り組みについて

 

はじめに

 

市長

 中国の武漢市で新型コロナウイルスに関連した肺炎等が発生していますが、昨日、庁内の情報共有、また、今後の対応を協議するため、対策連絡会議を開催しました。今後も引き続き情報収集・情報発信をしていきたいと思います。また、それとともに必要な対策も鳥取市としてしっかりと行っていきたいと思います。

 まず、医療体制の整備ですが、東部圏域でこの新型ウイルスの疑いがある患者が確認されたときに備えて、県立中央病院で患者を受け入れていただける調整を行っています。また、疑いのある患者の搬送については、東部広域の消防局とも調整を行っています。また、発熱時の相談窓口は、既に1月21日に設置していますし、あわせて本市ホームページのトップページ「大切なお知らせ」の中に掲載しています。これについては、多言語での対応もできるようにしています。今後の対応ですが、引き続き情報収集に努めていくとともに、わかりやすい情報提供を行っていきたいと考えています。また、リーフレットの作成や、東部圏域の4町にも情報提供を行っており、しっかりと対応していきます。

 次に、来年度の当初予算について、今編成作業を行っているところですが、現時点での編成状況について少しご説明します。2月定例会は2月21日からの開催予定で、補正予算として計数を詰めているところですが、その中で、国の取り組みであるGIGAスクール構想の実現に向けた環境整備に係る予算を、この2月定例会の補正予算として上程していきたいと思います。年次的に児童生徒1人1台にパソコン端末を整備していく取り組みで、令和5年度を目指して鳥取市も1人1台のパソコンが整備できるように、まずこの2月補正予算で上程したいと思います。金額は1億7,460万円を見込んでいて、これからの時代に対応・活用できるような、ソサエティー5.0のこの時代を生きていく子どもたちにとって必要な整備であり、鳥取市としてもしっかり整備を進めていきたいと考えています。

 また、来年度の予算編成について、現時点で大体、一般会計総額965億円余程度を見込んでいます。まだ計数を確実に詰めているところではありませんが、今年度の令和元年度当初予算が1,001億円ですので、対前年度36億円減という状況です。プラス・マイナス等はありますが、このような予算規模で今計数詰めを行っています。

 その中で歳入について、市税の伸びが堅調であり、大体現在のところ239億円余ぐらい、対前年度で3億2,600万円余ぐらいの伸びが見込めます。特に固定資産税については、土地、家屋、特に償却資産について設備投資等が順調に行われている状況を反映して、対前年度が伸びていくということですし、個人市民税についても堅調に伸びが見込まれ、大変いい傾向にあると考えています。

 また、市役所旧本庁舎跡地の利活用について本格的に検討していくため、検討委員会を立ち上げる経費も計上したいと思っていますし、アンケート等を実施して、幅広く市民の皆さんの意向も把握していきたいと考えています。跡地については、これから色々な御意見もあると思いますが、あまりこれは先送りすることなく、鳥取市としても方向性について一定のものを示していく必要があると考えています。また、防災対策として、防災ラジオの販売も開始したいと考えていますし、男女共同参画センターを鳥取大丸に設置する関連経費も計上したいと思います。また、今年は平成2年8月に姉妹都市提携した韓国・清州市との姉妹都市提携30周年の節目の年ですので、この記念事業の開催に係る経費等も計上したいと考えています。また、ロタウイルスのワクチンの予防接種について前倒しで実施していきたいと考えていますし、公共交通の維持・確保も大きな課題であり、公共交通の利用促進等に係る経費等も計上していきたいと思います。また、今年はオリンピック・パラリンピックの年ですので、この関連経費として、特にジャマイカのキャンプ地誘致に係る経費等を盛り込んでいきたいと思います。また、昨年の5月12日に山陰道鳥取西道路が開通しました。このストック効果を最大限に発揮していく、西エリアを中心とした取り組み等についての予算も計上したいと考えています。また、総合支所の耐震化事業も引き続き進めていきたいと考えていますし、鳥取市はもとより、この東部圏域の大きな課題である新可燃物処理施設整備事業についても、東部広域行政管理組合に係る負担金という形に予算上はなりますが、計上してしっかり取り組んでいきたいと考えています。そして、駅南庁舎については、保健所、保健センターをあわせて設置するため、今改修工事を進めており、今年の連休明けには駅南庁舎をリニューアルオープンできるように、今鋭意整備を進めています。来年度当初予算の内容は、計数等が詰まりましたら、また改めて御報告させていただきたいと思っています。

 

会見項目

1 鳥取砂丘西側市有地活用促進事業の優先交渉権者の決定について

 

市長

 鳥取市が所有している鳥取砂丘西側の土地を活用して、国内外から多くの皆さんを呼び込む、にぎわい拠点施設を整備する事業者を公募型プロポーザルで募集し、審査の結果、優先交渉権者が決定しました。プロポーザルの概要ですが、昨年10月25日から12月25日まで募集したところ、3社の申し込みをいただきました。結果的には1社辞退されて、応募は2社ということで、今月15日に審査を行いました。審査の結果、優先交渉権者は大阪市の株式会社dhp都市開発に決定し、500点満点の424.5点ということで、非常に高い評価を得ています。この提案の概要については、別添のA3資料1枚をお配りしています。鳥取県では初となる、グレードの高いホテルとして提案いただいています。この優先交渉権者決定の理由は、国立公園の風致景観への配慮がされている建物で、外観等もよいという評価を得ており、ホテル自体の魅力も高いということです。また、運営等の実績も十分であり、実現の可能性が高く、また、国内外、インバウンドを含めて、多くの誘客に期待できることと、砂丘のアクティビティーとの連携をはじめ、関係者の皆さんとの連携にも期待が持てます。そして、地元雇用をはじめ、地元企業の参画の機会を設けるということで、地域貢献の点についても評価しました。

 これから詳細を詰めていき、調印式を2月4日火曜日11時30分から、本庁舎6階の会議室で予定しています。順調にいくと、基本協定、また市有財産売買仮契約書等の調印へと進み、この仮契約書については2月定例会で上程したいと思っています。議案を可決いただいた後には本契約となります。砂丘の西側開発、活用については、かねてからの課題でしたが、こういった提案をいただき、我々も大いにこの砂丘の利活用について期待しています。

 

2 全国初! 市役所庁舎で「こども食堂」 始めます

 

市長

 このたび、鳥取市民交流センター、麒麟Square内のレストラン、すなば珈琲鳥取市役所店で今月1月28日からこども食堂を始めます。市役所庁舎でのこども食堂は全国では初となります。オープニングセレモニーを、28日火曜日17時30分から、すなば珈琲鳥取市役所店で行う予定です。こども食堂の実施日は、毎週火曜日と木曜日、18時から20時までで、運営については、すなば珈琲と、パーソンサポートとっとりに行っていただきます。参加人数は大体30人から50人ぐらいの想定です。既に昨年7月から新鳥取駅前店で行っていましたが、参加者が増えてきたことで手狭になり、市役所店で改めて内容の充実、強化を図った上で進めていきます。市役所の新庁舎でこども食堂を開催していただくことは、大変意義のあることだと思っています。これは子どもたちだけではなく、関係者、ボランティア等、多くの皆さんに大いに参加していただきたいと思っています。それがこの鳥取市においての地域共生社会の実現につながっていくと期待しています。

 

質問項目

 

3 鳥取砂丘西側市有地活用促進事業について

 

桝井記者(山陰中央新報)

 砂丘西側の件について、お話の中にあったように、空いていた土地が活用されるということはもちろんですが、絵を見ると何かかなりごついものができる、そのことによって、砂丘はもちろんですし、鳥取市にどんな効果を期待されるかということを改めてもう一度教えていただけますか。

 

市長

 鳥取の経済の活性化に資すると思います。地元貢献、地域貢献について雇用のほか、地元企業の参画等も考えていただいているということで、まず、経済の活性化につながることと、何よりも砂丘西側の開発、活用が命題であり、かつては砂丘博物館が西暦2000年度に完成するといった構想もありましたし、また、ビジターセンターの話等もあります。そういった中で、砂丘のアクティビティー等も盛んになってきていますので、インバウンドを含めて、国内外から多くの皆様の誘客につながっていくことを期待しています。また、鳥取市のあまり活用されていない土地がありますので、そういった鳥取市が保有している土地が有効活用されることにも意義があると考えています。色々な面で大いに期待しています。

 

今泉記者(時事通信)

 ホテルについて、高級なハイクラスホテルということで、ターゲット層がどういうところなのか、資料にも書いてありますが、改めて教えてください。あと、長期滞在できるということを盛り込まれていますが、そうすると、このホテルだけではなく、市として、あるいは圏域として、楽しんでいただくような仕掛けが必要になると思うのですが、ホテルに関連して、市の取り組みとしてどんな展開が考えられるでしょうか。

 

市長

 そうですね、まず1点目のお尋ねですが、今まで県内にはなかった少しグレードの高い、4つ星に相当するのではないかと、これは具体的にはオープンしてからの評価になりますので、まだそういった4つ星や3つ星という評価ではありませんが、そのあたりのグレードを目指しているということで、鳥取にはなかった、少しグレードの高いホテルがオープンされることにも期待しています。少し滞在が長い、リゾートホテルのような計画であろうかと思いますが、鳥取砂丘ならではの色々なアクティビティー等の体験も含めて、鳥取市としても関係者の皆様と、このホテルに滞在していただいて、鳥取砂丘、また、砂丘はもとより周辺の観光等も楽しんでいただけるような仕掛けを、これからDMO麒麟のまち観光局といった関係機関と連携しながら取り組んでいきたいと考えています。

 

桝井記者(山陰中央新報)

 この西側エリアの活用をずっと考えてきていて、その一つにこれが決まったということで、多分西側エリアの活用ってこれで終わりではなく、これが多分核になるものだろうと思います。こういうイメージのものがあそこにできるということですが、さらに、ではその周りをどうするかということも色々また具体的なイメージが膨らんでいくと思いますが、例えば何か高級リゾートみたいな雰囲気で、このホテルに限らず、あの周りを何か高級キャンプ場みたいなものをつくったらどうだといったアイデアも出ていますが、そのようなところはどのようにお考えですか。

 

市長

 柳茶屋キャンプ場等もあり、グランピングなど、少し高級なキャンピング等の取り組みも全国で行われていますが、とりあえずは、この少しグレードの高いホテルに立地していただいたら、そこが核になって、色々な取り組みもまたこれから進んでいくと思っています。西側には色々な文学に関する碑等もありますし、また、東側とは異なった魅力もたくさんあると思います。それが今まであまり十分生かされていない状況もありますので、こういったホテルが立地することで、西側の魅力をさらに発信していけるのではないかというところも期待しています。

 

桝井記者(山陰中央新報)

 西側の魅力は、例えばどのようなものと言ったらいいでしょうか。

 

市長

 与謝野晶子や有島武郎など、色々な文学碑等があり、文人が砂丘の魅力を感じて訪れたという歴史等もあります。そういった魅力も、今まであまり発信されていない状況だったのではないかと私は思っていますので、また東側とは異なった、色々な歴史、文学などの魅力、それから、乾燥地研究センター等もございますので、そういったことの発信につながっていくのではないかと思っています。

 

勝部記者(TSK)

 ホテルの規模ですが、客室がおよそ150というのは、鳥取市内では一番多いということになるのでしょうか。

 

市長

 どうでしょうか、ちょっとその辺の多いかどうかは私も承知していませんが、150室ということですから、かなりのキャパシティーではないかなと思います。

 

桝井記者(山陰中央新報)

 ちょっと市長に細かいこと聞くのですが、これをつくるのに投資額ってどれぐらいですか。

 

市長

 まだそのあたりは優先交渉権者のdhp都市開発からは伺っていません。予定どおりですと、来月の4日に調印式を行いますので、そこで事業者からより具体的な内容等について発表していただけるのではないかと思っています。現時点で我々はそこまで承知していません。まだ交渉の過程となります。

 

田村記者(読売新聞)

 では、ホテルの応募が3社あって、1社辞退ということで2社の争いになったのですが、何かもうちょっと応募が来るのではないかなという期待はあったのですが、それはどんなものでしょうか。

 

市長

 そのあたりは、なかなか予想しがたいところがありましたが、私個人的には3社ぐらい応募していただければ、まあまあの応募かなという思いはありました。もっとたくさんの応募をというのもあるかもしれませんが、その中で、数よりも、何より優先交渉権者として評価の高い応募者が選定されたので、よかったのではないかと思っています。

 

田村記者(読売新聞)

 これまでになかった、要するにハイグレードなホテルが県内初ということですが、逆にこれまでそういうのがなぜ県内になかったのか、どのように思っていますか。

 

市長

 どうでしょうか、ビジネスホテルなど、ビジネスに特化した需要があったということかもしれませんが、これから外国人観光客1,000万を目標にしていた時代が過ぎて、2,000万、3,000万、あるいは4,000万人を目指す時代になりましたので、そういった少しグレードの高い需要が見込めるということではないかと思います。そのようなホテルが、風光明媚な国立公園の風致景観に配慮された形で建設されるということで、これが鳥取県では今までなかったと思いますので、非常に意義のあることではないかと思っています。これからの需要に対応していく内容のものだと思います。

 

田村記者(読売新聞)

 こういう施設ができることで、そういったグレードの高い層を呼び込むことになるという、そういう道筋をつけていくということですか。

 

市長

 そうですね。今までなかった、そういう機能がこの鳥取にもできるということだと思います。

 

西山記者(日本海新聞)

 詳細については、ここからだとは思うのですが、1泊いくらぐらいを想定していますか。

 

市長

 そのあたりもまだ事業者と交渉の過程ですので、こちらからはまだ聞いていませんが、グレードが少し高いということですので、単価も少し高いのではないかと予想はしています。また詳しくは、先ほども申し上げたように、順調にいけば2月4日に調印式を行う予定になっていますので、そのあたりで、より具体的な内容について、優先交渉権者から発表していただけるのではないかと考えています。

 

今泉記者(時事通信)

 ホテルに関連して、ちょっと似た質問もありましたが、こういったホテルができることによって、市民や圏域の住民にとってどういったメリットというか、多くの方は恐らくこのホテルには泊まることがないと思うのですが、このホテルがあることによって、住民の方々はどんな恩恵を受けるでしょうか。

 

市長

 そうですね。まず、先ほど申し上げたように、地域貢献ということで、雇用の創出が見込まれます。それから、地元の事業者もこの事業に参画していただける提案でしたので、そういった効果があるということと、それから、地元の方が宿泊されるケースは少ないのかもしれませんが、このホテルを色々な形で活用されるという場面は想定されますので、地元の皆さんにもこの効果は及んでいくのではないかと考えています。

 

西山記者(日本海新聞)

 この優先交渉権者に選ばれたdhp都市開発について、具体的にホテル事業をされていると思うのですが、どういうブランド名でされていますか。

 

市長

 そこもちょっと詳しくは承知していませんが、色々なホテル事業を展開している業者だと伺っています。具体的にどういった事業者と連携しているかということは、まだ私自身も承知していませんので、先ほどと同じ話になりますが、2月4日にもう少し詳しい事業内容等を含めて、現時点でどのような取り組みをしていらっしゃるのか、お話しいただけるのではないかと思っています。

 

4 鳥取西道路開通のストック効果について

 

桝井記者(山陰中央新報)

 当初予算の話の中で、西道路の開通でストック効果を発揮する取り組みをという話がありましたが、もし、例えばこんなものという何かありましたらお願いします。

 

市長

 既に取り組もうとしている、鹿野町で鹿野温泉の温泉熱を活用したイチゴ栽培の実証事業、それから青谷上寺地遺跡の利活用の推進事業、また、浜村温泉を活用した地域の活性事業など、この西エリアには温泉をはじめとしたたくさんの地域資源があると思います。それを最大限活用していくことにより、この西道路のストック効果も大いに発揮されていくと思っています。また、道の駅気楽里も今非常に好評をいただいていますが、こういった道の駅のオープン等も一つの活性化につながる取り組みであると思いますので、令和2年度もしっかりと総合的に取り組んでいきたいと考えています。

 

5 GIGAスクールについて

 

桝井記者(山陰中央新報)

 冒頭でGIGAスクールのことがありましたが、ちょっと不勉強で申しわけありませんが、これは県内では珍しい取り組みになりますか。

 

市長

 いえ、これは御承知のように、国の取り組みです。それを鳥取市はこの2月補正で、まずは環境整備から取り組んでいきたいということです。

 

6 「市役所すなば こども食堂」について

 

勝部記者(TSK)

 こども食堂について、これはすなば珈琲さんが従前からやっていらっしゃると思うのですが、どういったメニューが提供されるかというのは何か聞いていらっしゃいますか。

 

市長

 特にメニューの中身等は私は承知していませんが、様々な食材等を色々な方から提供していただき、その食材を活用して、このすなば珈琲鳥取市役所店で、従来行っている取り組みを充実させて行うということです。駅前でやっていたこども食堂の取り組みをこちらで行うということになりますので、食材等についても、何か場所を変えたから変わってくるというものではないと考えています。

 

西山記者(日本海新聞)

 重複するかもしれませんが、市役所の庁舎内にこども食堂ができるということの意義について、市長のお考えをお聞かせいただけますか。

 

市長

 様々なところでこの取り組みを展開していただいていますが、市役所本庁舎鳥取市民交流センターということで、この新本庁舎には大きく3つの目的があると以前よりお話してきました。一つは、市民サービスのさらなる向上を図っていく、二つ目は、防災の最たる拠点として機能していく、そして三つ目が、市民の皆さんの交流の場として大いに活用していただくことです。この3点目の、市民の交流の場としてということで、これから誰もが長年暮らしてきた地域で、ここに住んでよかったと思える、感じられるような、お互いに尊重し合い、支え合う地域共生社会を目指していくことが、これから非常に大切であり、その地域共生社会の実現に向けての取り組みの一つだと思っています。「こども食堂」ですが、「地域食堂」という言い方をさせていただいているのが、そういった趣旨です。その地域食堂、こども食堂を、この鳥取市民交流センターで展開していただくことに一つ意義があると考えています。

 

7 ジャマイカキャンプ地誘致について

 

今泉記者(時事通信)

 当初予算について、オリパラ関連のジャマイカ誘致に係るところがありますが、こういうキャンプ地誘致を通して、今回テーマの中の一つでもあるレガシーをどのようにして残していくかというのがあると思うのですが、鳥取市でこのオリパラを通してどういったレガシーを残そうというお考えでしょうか。

 

市長

 まず、ジャマイカには、過去2回キャンプを行っていただいていて、非常にキャンプを行うのに適した土地柄であるという評価をいただいていますし、また、一流アスリートとの触れ合い等を子どもたちと行っていただいて、そのようなことが一つのレガシーだと思っています。オリンピック・パラリンピックで改めて超一流のアスリートと触れ合う、その機会がまた実現するということですので、オリンピック・パラリンピックのキャンプは鳥取市で行っていただいたということは、これからも引き継がれていくものだと思います。

 

8 就職氷河期世代への対応と鳥取市におけるSDGsの取り組みについて

 

今泉記者(時事通信)

 すみません、2点、ちょっと別な内容でお聞かせください。就職氷河期世代というのが話題になっていますが、市として、枠を設けて採用するのをお考えかどうかということと、もう1点は、SDGsもまた一方で話題になっていますが、全国の都道府県、市町村がSDGsに前向きに取り組んでいるのは13%にとどまっているという数字があります。鳥取市の場合、どの程度取り組んでいて、今後どう取り組まれる予定か、お願いします。

 

市長

 まず1点目、就職氷河期の人たちの対応ということで、具体的にそういう年代の方をターゲットには採用等もしていませんが、少し年齢枠を広げたり、鳥取市も色々な形で、従来と違った職員採用をしていきたいと考えています。また、なかなか卒業したときに就職が難しかった方がいらっしゃると思いますので、鳥取市としてそのような世代の方に何ができるのか、これからもやはり考えていかなければならない課題だと思います。そういった方に、地元に定着して活躍していただくことも鳥取市としてこれから必要なことだと考えています。

 また、SDGsの取り組みですが、これは持続可能な循環型社会に転換を図っていく、サステーナブルというのが一つのキーワードだと思っています。鳥取市は、平成13年に鳥取環境大学を開学し、この持続可能な循環型社会にいかに転換していくか、大きなテーマとして従来から鳥取市は取り組んでいます。環境問題にしてもそうですし、それから地球温暖化に対する色々な取り組み等もこれからますます必要になってくると思っています。様々な分野での取り組みがこのSDGsの中で示されていますが、鳥取市は従来から取り組んでいるという認識でいますので、さらに、このサステーナブルな社会にどう転換を図っていくのか、鳥取市としても引き続いての課題として取り組んでいきたいと思います。

 

 

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