とっとり市報 HTML版
2021.05 No.1129

特集令和3年度当初予算
~コロナを克服し、鳥取市の明日を切り拓く~
〝将来を見据えた持続可能な地域づくり〟予算

問い合わせ先本庁舎行財政改革課0857-30-81110857-20-3948

コロナ対策と持続可能なまちづくりに向けて

令和3年度は、第11次鳥取市総合計画、第2期鳥取市創生総合戦略をはじめ、さまざまな計画がスタートし、市政を総合的・戦略的に力強く、さらに前進させていく年となります。

このことを踏まえた令和3年度当初予算は、新型コロナウイルス感染症対策を最優先に盛り込むとともに、将来を見据えた持続可能な地域づくりをめざし新可燃物処理施設整備などの重点施策、「ひと・しごと・まち創生」の推進、防災・減災などをしっかりと計上し、過去最大の予算規模となりました。

一方で、コロナ禍において市税等の収入は大幅な減収が見込まれますが、必要な行政サービスを適切に提供し、本市と麒麟のまち圏域を持続的に発展させていくため、事業の選択と集中など徹底した行財政改革に努め、持続可能な財政基盤の確立にも配慮した予算となっています。

加えて、本年1月に国の第3次補正予算に呼応して、ワクチン接種、中小事業者への事業の継続支援など33億円を計上しており、15カ月予算として感染拡大防止と社会経済活動の両立に向け、切れ目のない取り組みを展開します。

一般会計 1,107億0,000万円※(  )…構成比

グラフ

主な事業★は、国3次補正に呼応した取り組み

重点施策の推進

写真:新可燃物処理施設完成イメージ
■ 衛生的な暮らしを支える新可燃物処理施設整備67億3,022万円
■ 旧本庁舎・第二庁舎の解体工事および跡地活用の方向性の決定4億3,866万円

新型コロナウイルス感染症対策

写真:新型コロナワクチン接種
★ 新型コロナウイルスワクチン接種対策など4億3,946万円
■ 制度融資資金、各種金融対策利子補助金145億3,996万円
★ 商店街の回復および利用の促進につながる取り組みを実施5,000万円

防災・減災・国土強靭化

写真:避難所の設営訓練
■ 地区で購入する避難所運営等に必要な資機材の購入費用助成1,820万円
■ 防災、地域活性化の拠点となる国英地区活性化施設(仮称)の整備2億2,067万円
■ 道路や河川、ため池など農林漁業施設の整備6億4,359万円

ひと・しごと・まち創生

写真:地域主体の共助交通
■ 不妊治療について、国の制度拡充と本市独自の上乗せ助成1億640万円
■ 地域における支え合い活動の基盤づくりを推進719万円
■ NPO法人等が地域主体で行う生活交通確保の取り組み支援1,661万円

特別会計 409億9,180万円

会計区分予算額
土地区画整理費5,102万円
公設地方卸売市場事業費3,423万円
国民健康保険費182億7,726万円
高齢者・障害者住宅整備資金貸付事業費608万円
住宅新築資金等貸付事業費6,013万円
土地取得費8万円
墓苑事業費3,348万円
介護保険費201億8,493万円
財産区管理事業費1,231万円
温泉事業費4,855万円
観光施設運営事業費656万円
介護老人保健施設事業費8,181万円
後期高齢者医療費21億5,630万円
電気事業費2,907万円
母子父子寡婦福祉資金貸付事業費999万円
409億9,180万円

企業会計 347億6,885万円

会計区分予算額
水道事業会計86億8,781万円
工業用水道事業会計544万円
下水道等事業会計160億7,388万円
病院事業会計100億172万円
347億6,885万円

用語解説

義務的経費
その支出が義務付けられ、任意に減らすことのできない硬直性の高い経費
消費的経費
支出の効果が単年度または短期間で終わるもので、将来に形を残さない性質の経費
投資的経費
道路、公園、学校の建設など、その支出の効果が資本形成に向けられ建物など将来に残る物に支出される経費
特別会計
国民健康保険や介護保険など特定の事業を行うための会計
企業会計
地方公営企業法が適用される企業の予算、独立採算が原則