用語解説
- 義務的経費
- 任意に減らせない硬直性の高い経費
- 消費的経費
- 支出の効果が短期間で終わるもので、将来に形を残さない性質の経費
- 投資的経費
- 道路や建物などの建設事業や用地購入などに関する経費
- 一般会計
- 基本的な行政サービスを行うための会計
- 特別会計
- 特定の事業(国民健康保険や介護保険など)を行うための会計
令和3年度決算が9月市議会定例会で認定されました。一般会計・特別会計の全てで黒字決算となり、健全な財政運営を行うことができました。その概要について一般会計を中心にお知らせします。
区分 | 歳入 | 前年度比 伸び率(%) | 歳出 | 前年度比 伸び率(%) | |
---|---|---|---|---|---|
一般会計 | 1,241億1,056万円 | ▲6.4 | 1,204億2,490万円 | ▲7.3 | |
特別会計 | 415億8,897万円 | 1.5 | 400億7,606万円 | 0.7 | |
特別会計内訳 | 土地区画整理費 | 5,065万円 | ▲43.3 | 4,870万円 | ▲41.5 |
公設地方卸売市場事業費 | 5,055万円 | 18.4 | 5,055万円 | 43.6 | |
国民健康保険費 | 181億6,360万円 | ▲0.3 | 179億1,985万円 | ▲0.5 | |
高齢者・障害者住宅整備資金貸付事業費 | 80万円 | 1.3 | 61万円 | 3.4 | |
住宅新築資金等貸付事業費 | 7,042万円 | ▲28.4 | 7,042万円 | ▲17.2 | |
土地取得費 | 7万円 | ▲80.6 | 7万円 | ▲80.6 | |
墓苑事業費 | 4,176万円 | 17.5 | 3,764万円 | 30.5 | |
介護保険費 | 207億9,067万円 | 3.5 | 196億2,196万円 | 2.1 | |
財産区管理事業費 | 1,436万円 | 0.3 | 333万円 | ▲23.3 | |
温泉事業費 | 5,708万円 | 20.9 | 5,660万円 | 29.8 | |
観光施設運営事業費 | 3,613万円 | ▲23.1 | 3,613万円 | ▲23.1 | |
介護老人保健施設事業費 | 8,181万円 | 0.0 | 8,181万円 | 0.0 | |
後期高齢者医療費 | 21億1,905万円 | 0.0 | 21億1,639万円 | 0.0 | |
電気事業費 | 2,808万円 | ▲3.5 | 2,798万円 | 1.3 | |
母子父子寡婦福祉資金貸付事業費 | 8,394万円 | 31.5 | 402万円 | ▲42.7 | |
合計 | 1,656億9,953万円 | ▲4.5 | 1,605億97万円 | ▲5.4 |
歳入では、コロナ禍の影響があったものの、切れ目のない経済対策などにより税収が伸びたほか、国の臨時経済対策による地方交付税の増があった一方で、特別定額給付金事業および制度融資などの減により、国庫支出金、諸収入は、減となりました。
歳出では、旧本庁舎・第二庁舎の解体工事、跡地活用の検討などの重点施策や、子育て世帯などへの臨時特別給付金、制度融資などの新型コロナウイルス感染症対策、生活困窮者等包括的支援や鳥取駅周辺にぎわい創出など「ひと・まち・しごとづくり」の推進を行いました。
一般会計と特別会計をあわせた歳入総額は歳出の総額を上回り、黒字決算となりました。
中長期的な財政運営の指標「実質公債費比率」【グラフ(1)】や「将来負担比率」【グラフ(2)】は、国が示す基準を下回り、健全財政を堅持しています。
引き続き、財政健全性の維持向上を図りながら、コロナ禍からの復興・再生、本市の明るい未来づくりに向け、全力で対策を進めてまいります。