【特集】 
令和5年  市政10大ニュース

 
 令和5年はどんな年だったでしょうか?
 市民の暮らしに関わりの深い市政に関する出来事の中から、各分野で活躍中のみなさんに上位10項目を選考していただきました。
 

問い合わせ先|本庁舎広報室(33番窓口)
0857-30-8008  0857-20-3040

護岸の崩壊

1位 自然災害相次ぐ

 1月、市全域での大雪により一時的に複数集落が孤立状態になりました。7月、青谷町で1時間降水量が観測史上1位を更新する大雨が降り、道路冠水、法面崩落や床上浸水などが各地で発生しました。8月、台風第7号により市全域に大雨特別警報が発表され、警戒レベル5「緊急安全確保」の避難情報を発令、多くの人が避難しました。佐治町では、24時間降水量が観測史上1位を更新する大雨となり、同町を中心に住宅損壊、道路寸断、断水や停電、農業用施設崩壊などに見舞われ、激甚災害に指定されました。現地対策本部設置による応急復旧のほか、多くのボランティアによる生活支援が行われました。現在は、復旧・復興本部体制に移行し、地域や関係機関と連携し早期復興に取り組んでいます。
 


しゃんしゃん祭

2位 コロナ禍を乗り越えて(5月、8月)

 ゴールデンウィーク期間中の鳥取砂丘周辺観光入込客数は、コロナ対策の緩和や好天に恵まれ、国内外から多くの観光客が訪れたことで、コロナ禍前の水準まで回復しました。また、中止や会場変更が続いていた夏の風物詩、鳥取しゃんしゃん祭が4年ぶりに中心市街地で行われました。13日の前夜祭では6団体152人がすずっこ踊りを披露。14日の一斉傘踊りでは、本通り、若桜街道などで82団体、2千138人の踊り子が傘踊りを披露し、沿道に詰めかけた約20万6千人の観客が踊り子に声援を送るなど、コロナ禍からの復興・再生を象徴する祭りとなりました。


鳥取砂丘フィールドハウス

3位 鳥取砂丘西側がさらに魅力あふれるエリアに!(4月、5月、10月)

 4月に鳥取砂丘西側エリアの新観光拠点となる、鳥取砂丘フィールドハウスがオープンしました。また、5月に旧柳茶屋キャンプ場、サイクリングターミナル、こどもの国キャンプ場を一体的に活用し、キャンプ・グランピングを中心とするサービスについての提案を選定。事業者が(株)ヤマタ鳥取砂丘ステイションに決まり、令和6年度開業予定で整備が進んでいます。10月に旧砂丘荘跡地などへのリゾートホテルの誘致が業界最大手マリオット・インターナショナルの最高級ブランド「ラグジュアリーコレクション」に決定。令和8年の開業を目指しています。


移動販売車

4位 トスク店舗閉店に伴う買物環境確保などの取り組み

 4月のJA総代会において、トスク全店舗の閉店時期と新たな継承先との交渉を進めることが示されました。本市は、買い物が困難となるエリアをカバーする移動販売事業者への支援、納入業者が継承先への納入を継続するための共同物流支援、離職者への再就職の支援など、今後も市民の買物環境の確保に取り組みます。


釧路市でのしゃんしゃん傘踊り披露

5位 鳥取市・釧路市姉妹都市提携から60周年を迎える(5月〜11月)

 鳥取士族が釧路市に開拓移住したことが縁で、昭和38年(1963年)、釧路市と姉妹都市提携を結んでから60周年を迎えました。記念事業の釧路市訪問では、鳥取小学校児童によるしゃんしゃん傘踊りが披露されるなど、ふるさと鳥取市への思いが大切に受け継がれていることを改めて感じる交流となりました。


相談窓口を設置

6位 新型コロナ「5類」に移行後も感染予防対策続く

 長引くコロナ禍において、本市では新規陽性者数が1月上旬に過去最大となる中、保健所機能を維持しながら切れ目なく対応を実施してきました。5月8日に感染症法上の2類相当から5類へ移行した後の第9波においても、多数の感染者が継続して確認され、県と連携し相談窓口を設置するなど対応を継続してきました。


リンピアいなば

7位 新可燃物処理施設「リンピアいなば」本稼働(4月)

 令和元年8月、建設工事に着手した可燃物処理施設「リンピアいなば」が4月1日に本稼働を開始しました。ごみの焼却による熱を利用して発電を行うとともに、災害時の避難所としての機能や、体験型環境学習設備も備えた施設です。県東部圏域の脱炭素社会の実現を加速する施設として期待されています。


鳥取駅周辺

8位 鳥取駅周辺の再生に向け議論はじまる(8月)

 鳥取駅周辺エリアの再生に向け、専門性の高い委員で構成する「鳥取駅周辺リ・デザイン会議」を設立し、議論をスタートさせました。生活に必要な移動手段を守り快適にするため、多様な交通手段の接続強化を図り、にぎわい創出の拠点整備など、50年先を見据えたまちづくりの拠点として駅周辺の最適化を目指します。


「脱炭素先行地域」選定

9位「脱炭素先行地域」選定(4月)

 2030年度までにカーボンニュートラルを実現する、国の「脱炭素先行地域」に選定されました。若葉台と佐治町をモデルエリアにした地域脱炭素の計画が国の目指す2050年カーボンニュートラルに貢献する全国100の取り組みとして評価されました。今後もゼロカーボンシティの達成に向けて取り組みます。


エネトピアアリーナリニューアルオープン

10位 鳥取市民体育館エネトピアアリーナリニューアルオープン(6月)

 鳥取市民体育館エネトピアアリーナがリニューアルオープンしました。フットサル場、スケートボード場、コミュニティ広場など新たな設備を設置するとともに、災害時の緊急避難施設としてメインアリーナなどの主要施設を2階に配置しています。開館前に開催した内覧会には多くの人が来場しました。

選考委員

(選考会は令和5年11月28日開催)

    どばし ちかよし
鳥取市自治連合会 会長 土橋 周美さん
    しおたに よしかつ
鳥取市文化団体協議会 会長 塩谷 義勝さん
    はやし ゆきこ
鳥取市社会福祉協議会 会長 林 由紀子さん
    やまぐち あさこ
(一社)地域サポートネットワークとっとり 代表理事 山口 朝子さん
    しもえ しんのすけ
とっとり若者地方創生会議 会長 下江 信之介さん
    ふじもと こうだい
市政記者クラブ 会員 藤本 幸大さん
    けづか まさお
市政記者クラブ 会員 毛塚 正夫さん
    やまだ なおあき
市政記者クラブ 会員 山田 直章さん
    わかだ ひろのり
市政記者クラブ   会員 若田 泰徳さん
    にしむら しんいちろう
鳥取市議会   議長 西村紳一郎
    ふかざわ よしひこ
鳥取市   市長 深澤 義彦