【特集】令和5年度決算
人を大切にするまち、鳥取市
安心して暮らし続けることができる明るい未来づくり

 令和5年度決算が市議会9月定例会で認定されました。一般会計・特別会計の全てで黒字決算となり、健全な財政運営を行うことができました。その概要について一般会計を中心にお知らせします。
問い合わせ先

本庁舎行財政改革課(41番窓口)
電話
0857-30-8111 
FAX
0857-20-3948
本庁舎政策企画課(33番窓口)
電話
0857-30-8012 
FAX
0857-20-3040

一般会計

右向き三角
グラフの見方

費目(構成比)

金額
(対前年度増減)

右向き三角
依存財源

国・県からの交付金など

右向き三角
自主財源

市税など市が自ら調達できるもの

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用語集

義務的経費

任意に減らせない硬直性の高い経費

消費的経費

支出の効果が短期間で終わるもので、将来に形を残さない性質の経費

投資的経費

道路や建物などの建設事業や用地購入などに関する経費

一般会

基本的な行政サービスを行うための会計

特別会

特定の事業(国民健康保険や介護保険など)を行うための会計

総括表(一般会計・特別会計)

区分 歳入 前年度比伸び率(%) 歳出 前年度比伸び率(%)
一般会計 1,141億6,528万円
0.9
1,113億3,411万円
0.9
特別会計 422億2,547万円 2.0 413億6,671万円 3.1
特別会計内訳 土地区画整理費 3,865万円
5.4
3,865万円
5.4
公設地方卸売市場事業費 7億9,738万円 718.0 7億9,738万円 718.0
国民健康保険費 180億4,641万円 0.5 180億1,409万円 0.9
高齢者・障害者住宅整備資金貸付事業費 45万円
13.5
34万円
15.0
土地取得費 7万円 0.0 7万円 0.0
墓苑事業費 2,679万円
38.3
2,158万円
46.2
介護保険費 205億7,733万円
0.1
197億8,810万円 1.4
財産区管理事業費 2,023万円 40.4 960万円 402.6
温泉事業費 6,254万円 22.5 5,701万円 26.5
観光施設運営事業費 2,838万円 0.2 2,838万円 0.2
後期高齢者医療費 25億2,079万円 3.7 25億1,551万円 3.7
電気事業費 2,857万円 3.3 2,780万円 0.5
母子父子寡婦福祉資金貸付事業費 7,788万円
23.4
6,820万円 44.4
合計 1,563億9,075万円
0.2
1,527億0,082万円
0.1

【グラフ
1
】一般会計における市債残高と実質公債費比率の推移

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※実質公債費比率

地方公共団体の借入金(地方債)の返済額(公債費)が、その地方公共団体の財政規模に占める割合。早期に健全化が必要な数値は25パーセント超。

 

【グラフ
2
】将来負担比率※の推移

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※将来負担比率

特別会計や水道、病院、下水道などの会計の負債を合算して求めるもの。350パーセントを超える自治体は早期に健全化が必要。

 歳入は、市民の所得環境に回復の動きが見られたことなどから、個人市民税が増収となり、本市が切れ目なく取り組んできた経済対策や、コロナ禍からの復興・再生に向けた取り組みの成果が着実に現れた年となりました。
 歳出は、原材料・エネルギー価格の高騰が市民生活に大きな影響を及ぼす中、物価高騰対策に迅速に取り組むとともに、買い物環境確保への取組支援や、台風第7号などによる甚大な被害からの復旧・復興、子育て支援、地域共生のまちづくり、デジタル化の加速、グリーン社会の実現などに取り組みました。
 一般会計と特別会計をあわせた歳入総額は歳出総額を上回り、黒字決算となりました。中長期的な財政運営の資料「実質公債費比率」【グラフ
1
】や「将来負担比率」【グラフ
2
】は、国が示す基準を下回り、健全財政を堅持しています。
 引き続き、財政健全性の維持向上を図りながら、本市の明るい未来づくりに向け、全力で取り組みを進めてまいります。
 

財源確保の取り組み

問い合わせ先

本庁舎収納推進課(21番窓口)
電話
0857-30-8151 
FAX
0857-20-3920

 本市では増加する未収金に対応するため、平成24年度から債権回収の強化に取り組んでいます。安定的に公共サービスを提供し、豊かな市民生活を実現するための財源確保に向け、全庁を挙げて取り組んだ結果、未収金は着実に減少しています。
 

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令和5年度の主な施策

 深澤市政3期目の2年目となる令和5年度に取り組んだ施策の主な成果について、4つの柱からなる市長の政策公約ごとに紹介します。
 

4つの柱からなる政策公約

人を大切にするまち

  • つながりサポーターなどの孤独・孤立支援を麒麟まち圏域の市町で連携して展開
  • 鳥取市地域共生社会推進会議を新設
  • 脱炭素化による持続可能な地域づくりの取り組みを開始
  • オンライン英会話授業を全中学校と義務教育学校後期に拡充
  • マイナンバーカードによる図書貸出サービスを開始
つながりサポートの様子

安全、安心なまち

  • 防災行政無線の屋外スピーカーを増設(雨滝公民館など)
  • 総合支所の耐震化を推進
  • ため池水位監視システムを導入
  • 介護施設の防災機能を充実強化(設備整備への助成)
  • スマート鳥獣捕獲システムを導入(被害防止対策を強化)
防災行政無線親局の様子
増設された防災無線

暮らしやすく住み続けたいまち

  • 切れ目のない妊娠・出産・子育て支援(ブックスタートセカンドと新米父親教室を開始)
  • 女性デジタル人材の育成を開始(リモートワーク講座など)
  • 高校生の地元企業での職場体験を実施
  • 市街地で自動運転バスの実証実験を実施
  • 市内保育園の完全給食化を推進(令和7年度までに移行完了予定)
ブックスタートセカンドの様子

にぎわいにあふれ元気なまち

  • 鳥取市民体育館をリニューアル(令和5年6月オープン)
  • 鳥取駅周辺エリアの再生協議
  • 旧本庁舎・第二庁舎の跡地活用を推進
  • 宿泊データ・観光顧客管理システムを導入(観光DXを強化)
  • 公設地方卸売市場再整備(令和7年度末まで)
リニューアルした鳥取市民体育館

和5年度末の進捗状況

政策公約を推進する51施策

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