鳥取県から福島県西郷村への移住関係者による表敬訪問
ID:1710822547630
提供年月日:2024年3月21日
担当課:企画推進部文化交流課
担当者:藤縄
外線番号:0857-30-8022
内線番号:4224
鳥取県から福島県西郷村に移住した方の関係者が、移住の歴史を記念誌「鳥取県移住者130年の物語 折口原開拓全史」にまとめられました。同記念誌の寄贈及び鳥取への里帰りを目的に当市を表敬訪問されます。
経緯・訪問予定
・明治29年(1896)年より、主に現鳥取市より21家族102人が西郷村に移住。
・令和8(2026)年に移住130周年を迎えるにあたり、記念誌を作成。鳥取市への寄贈と里帰りを計画。
・鳥取市、各総合支所、中央図書館に記念誌を11冊寄贈予定。
・鳥取市役所訪問後、出身地である佐治・河原地域や八頭町・智頭町への訪問を予定。
表敬訪問日時・場所・次第
日時:令和6年3月26日(火)14:30~14:45
場所:鳥取市役所本庁舎4階 4-1会議室
次第:1 企画推進部長歓迎あいさつ
2 福島県西郷村への移住関係者代表あいさつ(記念誌寄贈)
3 歓談
4 来訪土産お渡し
5 記念写真
出席者
・福島県西郷村への移住関係者 約9名
・鳥取市企画推進部長
鳥取県から福島県西郷村への移住について(概要)
- 明治20年初頭に折口原開墾(現福島県西郷村)が行われ、続いて耕作者の募集が開始される。
- 時を同じくして、鳥取では明治期最大の台風によって千代川が氾濫し、多数の死者や被害が発生。災害は折しもの生活困窮に追い打ちをかけ、鳥取から北海道を始めとする東日本への移住の流れが起きる。
- 明治29年に第1号の移住者(山本太郎次郎氏)が折口原に入植。山本氏は当初目指していた大開拓地の那須開墾(現栃木県)へ到着するが、入植することができず、その後に那須近隣の折口原開墾に流れついた
- 山本氏に続き、主に鳥取の千代川流域の村々から21家族が折口原に移住した。これらは耕作者として入植しており、士族授産事業に端を発する士族開拓移住とは異なる移住経緯が伺える。
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入植後も、度重なる災害や凶作による困窮、習俗の違いによる孤立など移住者の生活は苦難の連続であった。
(参考:鳥取県移住者130年の物語 折口原開拓全史)