令和6年度 相乗り型公共交通「とりモビ」実証運行の実証結果について登録日:
令和6年5月20日~令和7年3月31日まで、実証実験2年度目として運行を実施しましたAIオンデマンド乗合交通「とりモビ」の令和6年度実証結果を公開します。
「とりモビ」をご利用いただきありがとうございました。
※この実証実験は、国・県・市からの補助金等を活用して、交通事業者等で構成する「とっとり共創型交通協議会」が実施しました。現在、令和6年度の事業成果を検証し、今後の事業展開について検討を進めています。
○取組の趣旨
本市では、自家用車に過度に頼ることなく、住み慣れた地域で安心して暮らすことができる持続可能な公共交通のあり方を検討しています。その取り組みの一環として、利便性が高く、気軽に利用できる相乗り型の公共交通を試験的に運行することで
(1)地域ひとりひとりの移動ニーズに合った支線交通を構築し、様々な交通ネットワーク(路線バス、タクシー等)と組み合わせて利用することで移動の総量が増え、公共交通の利用促進が図られる。
(2)移動の自由度が上がることで外出の機会を増やし、まちの経済活性化につながる。
ことを仮説とし、これらを検証することを目的に社会実験を実施しました。
検証結果
AIオンデマンド乗合交通「とりモビ」の令和6年度実証結果を下記のとおり公開します。
〇令和6年度利用者数 (報告書P.3)
ひと月あたりの利用者数は2025年3月に1210名と最も多くご利用いただきました。(とっとり共創型交通協議会で設定する目標値1400名に対し、86.4%の利用がありました。)
〇意見収集(アンケート実施)の結果について (報告書P.15)
・利用者の8割が「生活変容」を感じており、主には移動負担の軽減や、移動先の選択肢や消費額が広がったケースも見受けられました。
・回答者の9割以上がとりモビ運行継続を希望する回答となりました。
〇利用者の感想のご紹介(アプリでの乗車後アンケート、報告書P.20~21より抜粋)
・とりモビは既に生活手段として、根付いています。子育て中の親にとっては、子供の習い事に利用できるのはとても有用です。
・使いやすくて週に3回ほど利用していて,我が家にとっては,なくてはならない交通手段となっています。
・子供の送迎に仕事の都合で行けない事があるので塾や予備校近くなどに停車スポットがあると助かります。
・降車の際、息子に笑顔で手をふってくださってありがとうございました。とても嬉しかったです。丁寧なご対応、ありがとうございました。
・私は足が不自由で、身障者ですが、車の乗り降りはできますのでゆっくりさせていただいております。ドライバーの皆さまに親切にしていただきとても嬉しく思っています。
・今日は子の通院にとりモビを利用させていただいているとお話ししたところ、降車時に『早くよくなってね』と優しく声をかけてくださいました。ありがとうございました。
・利用できる範囲を広げて欲しいです。
◎利用者からは肯定的なご意見を多数いただき、移動総量が増加する結果となりましたが、採算面に課題があるため、事業の継続にあたっては利用者の更なる増加が不可欠であると考えられます。
◎本取組の実施主体「とっとり共創型交通協議会」では、令和6年度の事業成果を検証し、今後の事業展開について検討を進めています。
○社会実験の概要
・運行期間 令和6年5月20日(月)~令和7年3月31日(月) (運休日:12月31日、1月1~3日)
・運行時間 8:00~22:00
・運行エリア 鳥取駅南エリア
・利用料金 大人400円/回、小学生200円/回、未就学児無料 ※定額乗り放題プラン、回数券あり
・事業主体 とっとり共創型交通協議会
○構成メンバー:鳥取ハイヤー共同組合、鳥取県ハイヤータクシー協会、鳥取県ハイヤータクシー協会東部支部、
日ノ丸ハイヤー株式会社、有限会社サービスタクシー、日ノ丸自動車株式会社、日本交通株式会社、
WILLER株式会社、智頭石油株式会社鳥取本社、株式会社丸由百貨店、有限会社徳吉薬局、
鳥取銀行鳥取県庁支店、鳥取銀行鳥取市役所支店、鳥取情報文化研究所、鳥取県、鳥取市
★乗降スポット等の詳細は、チラシ(本ページよりダウンロード)またはmobiサイト(下記URLよりアクセス)をご覧ください。
乗降スポットについて(mobiサイト) ・・・ https://travel.willer.co.jp/maas/mobi/tottori/
このページに関するお問い合わせ先
電話番号:0857-30-8326
FAX番号:0857-20-3953