「SQのあるまち」
鳥取市シティセールスの取り組み

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平成29年2月に「鳥取市シティセールス戦略」を策定しました。ブランドスローガン「SQのあるまち」を旗印に、市職員が一丸となるとともに、まち全体が一体となった「オール鳥取市」でのシティセールスを推進しています。

シティセールスの重要性

本市を取り巻く環境は、人口減少および経済活動の縮小に伴い、今後ますます厳しくなっていくことが予想されます。そのような中で、本市が「行ってみたい」、「住んでみたい」と思ってもらえる「選ばれるまち」になるには、本市の魅力や強み、また他のまちとの違い、すなわち「鳥取市らしさ」を発信することが必要で、鳥取市ブランドの確立を目指したシティセールスの取り組みの重要性が増しています。

本市では、平成26年度からの「すごい!鳥取市」キャンペーンなど、さまざまなシティセールスの取り組みを進めており、宝島社「田舎暮らしの本」の「住みたい田舎」ベストランキングで、2017年版(総合部門)と2019年版(総合部門・若者世代が住みたい田舎部門・自然の恵み部門)で第1位を獲得するなど、効果を上げてきています。そして、平成29年2月、魅力的な鳥取市ブランドのイメージを確立させるため「鳥取市シティセールス戦略」を策定しました。

SQのあるまち -SQとは-

鳥取市シティセールス戦略では、3つのSQを定め、「SQのあるまち」というブランドスローガンを掲げています。職員一人ひとりが「SQ」の意味を理解・共有し、鳥取市ブランドの体現者となることを目指しています。

SQブランドロゴマーク

■本市のブランドロゴマークを策定し、ロゴマークを活用することで、統一感を持ったイメージで情報発信し、良好なブランドイメージの確立・普及を図っています。

図

【SQのあるまち】3つのSQ

Service(サービス) Quality(クオリティ):質の高いサービス提供

  • ▷市内外の人々に質の高いサービスを提供するための資質向上
  • ▷施策の企画立案能力の向上

Safety(セーフティ) Quality(クオリティ):安全・安心に暮らせる環境

  • ▷福祉、防災、住環境などのワンランク上の高品質な施策の展開

Sightseeing(サイトシーイング) Quality(クオリティ):優れた魅力資源

  • ▷既存魅力資源のブラッシュアップによる高付加価値化

シティセールスの取り組み

ロゴと写真 「今夜くらいトットリの話を聞いてくれないか」
放送風景
QRコード
ライブ配信日(毎月最終水曜日配信)
2月27日・3月27日
19:00~20:00

「鳥取市シティセールス戦略」では、取り組みの過程として、STEP1とSTEP2を定めています。

■STEP1

本市では、STEP1の取り組みの一つとして、職員行動指針を策定しました。その職員行動指針やクレド(信条)を記載したクレドカードを全職員が携帯し、それらを常に意識し行動しています。

また、職員の政策形成能力の向上と部局横断で政策課題に対応することを目的としたSQプロジェクトチームを編成し、「防災力向上」、「情報発信力向上」などに取り組んでいるところです。

その他、地域ブランディングに関する研修や、「鳥取市シティセールス戦略」の目標を達成するために、アクションプランを各所属で策定・実施するなど、職員一人ひとりに「SQ」の意味を浸透させるとともに、意識改革や資質向上を図り、「SQのあるまち」の実現に向け取り組みを進めています。

■STEP2

STEP2では、まち全体が一体となった「オール鳥取市」(行政、市民、企業、大学など)でのシティセールスに発展させていくため、次の取り組みを行っています。

インターネット放送番組「今夜くらいトットリの話を聞いてくれないか」の制作・放送

平成30年10月31日(水)より、市民が主役のインターネット放送を開始しました(YouTubeでライブ配信)。この番組は、本市の魅力発信および市民愛着度の向上を図ることを目的としています。現在、多くの自治体で動画を用いたPRを行っていますが、行政がまちの魅力・情報などをトーク形式の番組で、インターネット上でライブ配信を行うのは、全国でも新たな取り組みです。

毎月、最終水曜日19:00~20:00の60分間、本市で活躍するさまざまな分野のゲストをお迎えし、MC、コメンテーターとのトークを中心とした番組をインターネット上でライブ配信しています。ぜひご覧ください。

SQのあるまち推進事業補助金

本市の魅力度および都市イメージを高めることが見込める事業を「SQのあるまち推進事業」として認定し、事業にかかる経費を助成することにより、シティセールスの促進を図ることを目的に「鳥取市SQのあるまち推進事業補助金」を交付しています。

対象の事業は、

  1. 鳥取市への誘客や滞在の促進につながる事業
  2. 鳥取市の魅力を発信する事業
  3. 観光資源の発掘、魅力向上、地元食材を利用した新たなメニューの開発など、地域の特性を活かした事業
の3事業です。

なお、今年度は以下の4件の事業が採択されました。

■補助金による活動内容
SQのあるまち鳥取の魅力体験イベント 地方への移住を考えている家族を鳥取市に迎え、演劇体験プログラム、藍染め体験、地域との交流会などを通し、鳥取市の魅力(3つのSQ)を体感してもらい、鳥取市で暮らす豊かさを味わってもらう。
鳥取民藝
~吉田璋也と鳥取の民藝これまでとこれから~
鳥取市の民藝と、その普及に大きな業績を残した吉田璋也をテーマに、鳥取市の阿弥陀堂から窯元など鳥取民藝に関わる人たちが座談形式で語る会を企画する。その内容をラジオ放送とインターネットで配信を行う。
鳥取市の中山間魅力発信事業 鳥取市の中山間の地域文化の魅力をSNS、YouTubeなどで発信するため、YouTuberなどの動画を作成するスキルをもった人を募集する。YouTuberと地域住民との交流などを通し、地域の魅力をテーマにした動画を作成し発信する。
親子で発見!鳥取の魅力を撮影しよう! 「鳥取市の魅力」をテーマに、親子で写真を撮影し、参加者同士で意見交換を行うことで鳥取市の魅力を発見したり、再認識する体験につなげる。また、写真展を開催する。