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− 目次 −
◆鹿野まち普請の作法
はじめに
1.まちは大切な共有財産
2.「まち普請の作法」を作った目的
3.鹿野の歴史
4.街なみ環境整備地区鹿野の位置づけ
5.住まいのつくり手・住まいの手の留意点
-コラム 鹿野城下地区地価
6.まちなみ参考図集
6-1.矩計(断面)
6-2.天空率はまちなみ形成の重要な要素
6-3.格子戸
6-4.腕木
6-5.持送
6-6.床下換気口
6-7.車庫の目隠し
7.鹿野まちなみ整備による事例
あとがき
◆資料編
◆写真編
◆まちなみマップ編
 
●まち普請の作法を作る会
●特定非営利活動法人
 いんしゅう鹿野まちづくり協議会
●鳥取市鹿野町総合支所地域振興課

〒689-0405
鳥取県鳥取市鹿野町鹿野1517

TEL:0857-84-2011
FAX:0857-84-2598
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はじめに
 合併前の鹿野町では、城下町の面影を残す鹿野地区の街なみ整備・保存を具体的に進める取り組みを平成6年度に始め、平成8年には街なみ整備の指針を策定しました。そして鹿野地区8町内の皆さんによってその整備の指針に基づいた「街づくり協定書」が平成8、9年に結ばれ「鹿野祭りの似合う町」をテーマとした街なみ整備がスタートしました。
 その後、400年の伝統を誇る「祭り」を地域住民の心の拠り所に住民・行政が一体となって協働して、鹿野祭りの似合う和風の街なみ景観の整備・保存が進められてきました。
 事業着手から10年を経過してようやくその成果が現われてきました。
 空き地、空き家や水路等を積極的に活用した施設整備がなされ、地域のみなさんによる景観に調和した住宅改修は60数件におよび、県内外からも注目を集めるようになりました。
 今後は、これまでの実績を基にしながら、住民の皆さんが誇りに感じ、より多くの人々が訪れるレベルの高い街なみづくりを進めてゆく段階となります。そして、設計者の方や実際に現場で工事に携わる技術者の方々の役割はこれから益々重要になってきます。
 この冊子は、そういった技術者の方々が、鹿野らしい風情ある街なみを整備するための解説書として発刊したものです。
 編集にあたっては、鳥取環境大学教授の東樋口護先生、街なみ整備アドバイザーで建築士の木下正昭氏、同じく建築士の中尾純一氏、とっとり政策総合研究センターの澤田廉路氏、地元大工・工務店関係者の方々の参加を得て「まち普請の作法を作る会」を結成し、NPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会の渡邉修司、筒井洋平の両氏にとりまとめていただきました。
 この鹿野の「まち普請の作法」を、鹿野城下町地区において家造りに携わる技術者の方々はもちろんのこと、地域住民の皆さんにも有効に活用していただき、街なみ環境整備が益々進展することを期待しています。
平成17年3月