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鳥取市のなりたちとあゆみ

ページID:0001105 更新日:2026年3月17日更新 印刷ページ表示

鳥取市のなりたち

「鳥取」の地名は、「因幡国邑美郡鳥取郷」(『倭名抄』)という古代郷名が中世、近世、そして近代へと受け継がれてきたものです。 鳥取郷は久松山麓一帯の平野部であったと考えられますが、この地に「鳥取部」という古代部民がいたことが、この郷名の由来といわれています。

 室町幕府による守護体制の頃は、因幡国は守護山名氏によって治められていたようです。やがて「下克上」の動きが強まると、それまで守護代を派遣して領国を統治していた守護は、領国内に居城を築き、直接領国を統括するようになりました。そのような時期に、因幡守護山名氏の居城として布施の天神山城(現在の鳥取市湖山町南3丁目のあたり)が築かれたのです。それ以後、因幡山名は布施屋形と称するようになりました。

 天文年間後期(1540年代)になると、因幡山名と但馬守護山名氏との勢力争いの中で、軍事的な行動拠点の一つとして久松山麓に城が築かれました。久松山城には家老が派遣されていましたが、快適とは言い難いその環境のためか、あまり受けたくない役目だったようです。その役目を自らかって出たのが武田高信ですが、それは定番として城を守るだけでなく、権力を握るための足がかりでもあったようです。高信は、やがて布施に対抗するまでの勢力を持つようになり、武田方と布施方によって度々戦闘が繰り返されるようになりました。一方、尼子の遺臣山中鹿之助幸盛は、因幡守護の山名豊国を援護して高信を倒し、尼子再興の拠点を確立しようとしていました。天正元年(1573)、甑山城(国府町町屋)攻防をめぐる戦いで武田方は敗北し鳥取城にたてこもりましたが、幸盛勢の攻撃の末、ついに高信は降伏開城しました。この年、山名豊国は鳥取城を本城とし天神山城にあった三層の天守櫓を久松山頂に移しました。

 鳥取城下の形成が進められるようになったのは、天正9年(1581)、羽柴秀吉による鳥取城攻略の後、その部将の宮部継潤が城下経営を行うようになってからのことと推定されます。慶長6年(1601)、池田長吉が邑美・法美・八上・巨濃の4郡など6万石を与えられ鳥取城主になった後も城や内堀の改修、外堀の開削とそれによる城下町の拡張などが行われました。

 元和3年(1617)姫路城主池田光政が、因幡・伯耆32万石の領主として鳥取城へ転封されましたが、鳥取城下町の飛躍的発展がもたらされたのは、この光政領地期(1617~1632)の城下大拡張整備策によるものといえます。このとき外堀としての袋川の開削をはじめ、家中屋敷割の設定、町人町の造成、寺院の配置が進められ、旧鳥取市街地の原型がほぼ形成されました。寛永9年(1632)、光政と岡山藩主池田光仲の配置転換が行われました。そして、光仲入部以降明治維新まで因幡・伯耆は鳥取藩池田氏の治めるところとなり、鳥取城下はひきつづき発展を重ねていきました。

 また、鳥取は古くから火災や洪水が多く、藩政時代にも万治3年(1660)の「出来薬師火事」など十数回に及ぶ大火や寛永12年(1635)の「遷封水」をはじめ寛政7年(1795)「乙卯水」など数多くの大洪水に見舞われています。城下町では防火心得が通達され、消防組織も士分と町方の定火消しが整備されました。防火設備についても宝暦6年(1756)の「川端火事」後、町内に用心井戸33か所を掘らせるなどその充実に努めました。治水工事も慶長年間の池田・亀井両氏の千代川下流沿岸の堤防整備などかなり積極的に進められました。旱害対策も「大井手用水」など多くの灌漑施設の整備が行われました。

  幕府の文教奨励に応じて、諸藩とも学問振興に努めましたが、鳥取藩でも7代藩主斉邦の時を中心に漢学の箕浦世亮、蘭学の稲村三伯、歌学の香川景樹、絵画の土方稲嶺ら数多くの逸材が現れました。安部恭庵の『因幡誌』、小泉友賢の『因幡民談記』、岡嶋正義の『鳥府誌』・『因府年表』などは、郷土史研究に欠くことのできない貴重な文献となっています。

 明治4年(1871)廃藩置県により、県名は鳥取県とされ、県庁も鳥取の地に設置されました。しかし、明治9年(1876)鳥取県は島根県に併合され、「鳥取県庁」は「島根県支庁」となりました。鳥取町は県庁を失って一時的にさびれましたが、鳥取県再置要求運動の効あって、明治14年(1881)鳥取県が再置され、県庁は鳥取に置かれることとなりました。

鳥取市のあゆみ

鳥取市のあゆみ
時代 西暦 年号 主なできごと
明治 1889年 明治22年 市制施行
1896年 明治29年 鳥取40連隊設置
1907年 明治40年 仁風閣建築(皇太子を迎える)
1912年 明治45年 山陰鉄道 京都~出雲間(現在の山陰本線)全通
大正 1912年 大正元年 千代川氾濫による大洪水
1915年 大正4年 上水道給水開始
1918年 大正7年 千代川氾濫による大洪水
1921年 大正10年 鳥取高等農業学校(現在の鳥取大学)開校
1923年 大正12年 千代川氾濫による大洪水
1925年 大正14年 駅前に温泉湧出
昭和 1931年 昭和6年 千代川新河道付替
1943年 昭和18年 鳥取大地震(M7.2 死者1,025人)
1949年 昭和24年 鳥取大学発足
1952年 昭和27年 鳥取大火災(焼失面積1.6平方キロメートル)
1953年 昭和28年 15村合併により市の行政基盤固まる(人口63千人から99千人へ)
1955年 昭和30年 鳥取砂丘天然記念物に指定
1963年 昭和38年 鳥取砂丘国立公園に指定
釧路市と姉妹都市提携
1964年 昭和39年 市庁舎完成
1967年 昭和42年 鳥取空港完成
1972年 昭和47年 姫路市と姉妹都市提携
1978年 昭和53年 鳥取駅高架化完成
1983年 昭和58年 つのいニュータウン事業実施基本計画の認可
1985年 昭和60年 鳥取南バイパス・駅南広場完成
ジェット機就航
第40回国体(わかとり)開催
1986年 昭和61年 鳥取港一部共用開始

 

 

 

 

 

平成

 

 

 

 

 

 

1989年 平成元年 市制施行100年
’89鳥取・世界おもちゃ博覧会開催
市第2庁舎開庁
1990年 平成2年 韓国・清州市と姉妹都市提携
鳥取港全面供用開始
1991年 平成3年 鳥取砂丘の草原化対策に着手(除草実験・松の抜去)
1992年 平成4年 老人保健施設「やすらぎ」・新産業創造センター竣工
1995年 平成7年 市立病院の新築移転
わらべ館の開館
岩国市と姉妹都市提携
1996年 平成8年 「日本の渚・百選」に白兎海岸・鳥取砂丘が選定
1997年 平成9年 「学習・交流センター鳥取」が完成
1998年 平成10年 第22回全国育樹祭、とっとり出合の森で開催
水道局庁舎新築移転
1999年 平成11年 議会を含めた情報公開制度の実施
2000年 平成12年 鳥取市人口15万人突破
鳥取市歴史博物館「やまびこ館」の開館
2001年 平成13年 鳥取環境大学の開学
ハーナウ市と姉妹都市提携
障害者福祉センター「さわやか会館」の開館
2002年 平成14年 ワールドカップサッカー・エクアドル代表チームがキャンプ
国民文化祭・とっとり2002開催
男女共同参画センター「輝(き)なんせ鳥取」オープン
2003年 平成15年 個人情報保護制度スタート
市民活動推進センター「アクティブとっとり」オープン
2004年 平成16年 国府町、福部村、河原町、用瀬町、佐治村、気高町、鹿野町、青谷町との9市町村合併により人口20万人を超える新「鳥取市」が誕生
市駅南庁舎開庁
2005年 平成17年 特例市に移行
郡山市と姉妹都市提携
鳥取市の木「さざんか」・花「らっきょうの花」・市民歌を制定
2007年 平成19年 鳥取市の鳥「オオルリ」を制定
2008年 平成20年 鳥取市自治基本条例制定
2009年 平成21年 2009鳥取・因幡の祭典開催
新しい市民憲章を制定
2010年 平成22年 鳥取自動車道(県内区間)全線開通
山陰海岸が「世界ジオパークネットワーク」に認定
江山浄水場完成、全面供用開始
2011年 平成23年 第31回全国豊かな海づくり大会開催
殿ダム完成
2012年 平成24年 鳥取環境大学公立大学法人化
鳥取砂丘「砂の美術館」(常設設備)開設
2013年 平成25年 鳥取自動車道(鳥取IC~佐用JCT)全線開通
第30回全国都市緑化とっとりフェア開催
2014年 平成26年 しゃんしゃん祭50周年記念、しゃんしゃん傘踊りが世界記録達成
2015年 平成27年 鳥取市人口ビジョン・鳥取市創生総合戦略を策定
鳥取市医療看護専門学校開学
2016年 平成28年 シティセールス スペシャルサポーター任命
鳥取県中部地震が発生
2017年 平成29年 33年ぶりの豪雪
2018年 平成30年 中核市へ移行
記録的豪雨により特別警報が発令
令和 2019年 令和元年 麒麟のまち圏域によるストーリーが日本遺産に認定
市新本庁舎開庁
2020年 令和2年 新型コロナウイルス感染症が広がり、市民生活に甚大な影響
鳥取市保健所が駅南庁舎へ移転
2021年 令和3年 第57回鳥取しゃんしゃん祭を2年ぶりに開催
2022年 令和4年 「鳥取市防災アプリ」運用開始
2023年 令和5年 新可燃物処理施設「リンピアいなば」供用開始
鳥取市民体育館エネトピアアリーナリニューアルオープン
2024年 令和6年 第36回全国健康福祉祭(ねんりんピック)開催
2025年 令和7年 鳥取駅に自動改札機が導入
鳥取城大手門「中ノ御門」復元完成