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病害虫の発生に注意しましょう(令和8年度病害虫発生予察注意報第3号)

ページID:0042927 更新日:2026年6月2日更新 印刷ページ表示

注意報の概要

5月下旬現在、予察灯および集合フェロモントラップに誘殺される果樹カメムシ類が平年に比べて多くなっています。そのため、果樹カメムシ類の越冬世代成虫が果樹園に飛来する可能性があり、果樹全般において果実被害の発生が懸念されます。
今後、果樹園への飛来が認められた場合、直ちに防除を行う必要があります。


病害虫名:果樹カメムシ類
1 対象作物 果樹全般
2 発生地域 県下全域
3 発生時期 やや早い
4 発 生 量  多 い
5 注意報発令の根拠

  • クサギカメムシの越冬成虫数(ベニヤ板トラップ、県内10地点調査)は、トラップあたり14.5頭(平年:9.4頭)と平年に比べてやや多かった。
  • 5月下旬現在、集合フェロモントラップ(水盤式)調査におけるチャバネアオカメムシの誘殺数は62頭(平年:34.2頭)と発生時期はやや早く、発生量は多い。
  • 広島地方気象台の向こう1か月の中国地方の気象予報(5月28日発表)では、気温が平年より高く推移するとされていることから、発生時期はやや早く、発生量は多いと予想される。

防除上注意すべき事項

  1. 被害や飛来状況は、ほ場間差が大きいため、園内外をこまめに見回り早期発見に努め、被害果実やカメムシ類の発生が多い場合は早急に追加防除を行いましょう。特に、多発年に早期被害を受けた地域では注意が必要です。
  2. 多目的防災網を設置してある園地では、速やかに完全展張し、園全体を隙間なく被覆しましょう。
  3. 有袋栽培では、小袋かけおよび大袋掛けを早めに行い、物理的な防除に努めましょう。袋をかけても、果実が肥大して果実袋に密着すると袋の上から吸汁されるため、園内を観察し、発生があれば防除を行いましょう。
  4. 果樹カメムシ類は夜間を中心に活動するため、薬剤散布は夕方に行うと効果が高いです。また、移動性が高いため、薬剤散布は広域的に一斉に実施し、地域全体の密度を下げることが望ましいです。
  5. 合成ピレスロイド系殺虫剤の多用が、カイガラムシ類及びハダニ類の発生を助長した事例があるので、本系統薬剤を使用する場合は必要最小限の使用にとどめましょう。
  6. 各樹種の防除薬剤は、鳥取県病害虫防除所が発表している資料を参考にしてください。また、農薬の使用基準を遵守するとともに、使用上の注意事項を守り、散布作業者等の安全の確保に努め、防除を行う際は、農作業安全に十分に注意しましょう。