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正しく知ろう!【ダニや蚊が媒介する感染症】

ページID:0004955 更新日:2025年10月20日更新 印刷ページ表示

ダニや蚊が媒介する感染症に注意しましょう!

春から秋にかけては、ダニや蚊が活発に活動する時期となります。

ダニや蚊は、感染症の原因となるウイルスなどの病原体を保有していることがあり、病原体を持っているダニや蚊にヒトが咬まれることによっていろいろな感染症を発症する場合があります。

また、海外の熱帯・亜熱帯地域でダニや蚊に咬まれることにより、日本では通常見られないようなさまざまな感染症に感染するおそれがあります。

ダニや蚊に咬まれやすい屋外での活動(山登りやキャンプなどのレジャー、畑仕事や墓地の掃除など)をするときや、流行地域へ渡航されるときは、虫よけスプレー等の活用、長袖・長ズボンの着用などにより、ダニや蚊に咬まれないように注意しましょう。

また、屋外活動後や流行地域からの帰国後に発熱、発疹、関節痛などの蚊媒介感染症が疑われる症状が出た場合は、早急に医療機関を受診してください。併せて、国内でも蚊に刺されない対策をお願いします。

ダニが媒介する感染症

日本紅斑熱

日本紅斑熱は、日本紅斑熱リケッチア(Rickettsia japonica)による感染症で、毎年、県内でも発生が見られます。

チケッチアを保有するダニに咬まれることで感染します。ヒトからヒトへの感染はありません。

潜伏期間は2〜8日で、頭痛、全身倦怠感、高熱などを伴って発症し、発疹が手足等から全身に多発します。

つつがむし病

つつがむし病は、つつがむし病リケッチア(Orientia tsutsugamushi)による感染症で、毎年のように県内でも発生が見られます。

リケッチアを保有するつつがむしに咬まれることで感染します。ヒトからヒトへの感染はありません。

潜伏期間は5〜14日で、頭痛、全身倦怠感、発熱などを伴って発症し、発疹は顔面や体幹に多く出現します。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

平成23年に中国で初めて特定されたSFTSウイルスに感染することにより引き起こされる病気で、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることで感染します。

ウイルス自体は以前から国内に存在していたと考えられますが、平成25年1月に山口県で国内初の感染事例が確認されて以降、毎年60〜90名前後の患者が報告されていました。近年、患者報告数、患者報告地域が拡大傾向にあり、令和7年は全国で191名、鳥取県内では3名の報告がありました(令和7年感染症発生動向調査第52週速報値)。

多くの場合、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染しますが、まれに血液等の患者体液との接触によりヒト型ヒトへの感染も報告されています。

また、SFTSはネコやイヌなどの動物でも感染・発症することがあります。発症した動物の血液や体液などから獣医療従事者や飼い主などが感染する例も報告されています。

マダニに咬まれてから6日から2週間程度の潜伏期間を経て、主に発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、複数)が出現し、ときに頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)を起こします。

治療は主に対症療法ですが、条件によっては医師の判断によりアビガンが用いられることがあります。

 

蚊が媒介する感染症

  • ウイルス疾患のデング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、黄熱など
  • 原虫疾患のマラリアなど、

 → 鳥取県健康政策課公式ウェブサイトへリンク<外部リンク>

 

ダニや蚊が媒介する感染症を予防するために

ダニや蚊が多く生息する場所へ立ち入るとき、感染症が流行している地域へ旅行するときなどには、ダニや蚊に咬まれないよう特に気をつけて対策を行いましょう。

  • 肌をできるだけ出さないよう、長袖、長ズボン、必要に応じて手袋などを着用しましょう。
  • 肌が出る部分や衣服の上から、ダニや蚊の忌避剤(ディート剤)を噴霧しましょう。
    忌避剤の効果は時間が経過するにつれて薄くなりますので、長時間になるときは適宜、再噴霧するなどしましょう。
  • 衣服は、ダニの付着が目立つ白あるいは明るい色のものを着用しましょう。
  • 地面に直接寝転んだり、腰を下ろしたりしないよう敷物をしきましょう。
  • 衣服にダニが付着している可能性があるので、車や自宅に入る前に服をはたき、帰ったあとはすぐ入浴し、体をよく洗い、新しい服に着替えましょう。
  • ペットを屋外から連れて帰ったあとは、ペットにもダニが付着していないかよく観察しましょう。
  • 体調不良等の動物を触る場合は注意しましょう。
  • マダニや蚊に咬まれ、発熱等の症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。そのとき、医師に「いつ・どこで・何に」咬まれたかを伝えることが、診断の助けになることがあります。